研究課題/領域番号 |
14310161
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
内田 九州男 愛媛大学, 法文学部, 教授 (10158777)
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研究分担者 |
松原 弘宣 愛媛大学, 法文学部, 教授 (60116978)
寺内 浩 愛媛大学, 法文学部, 教授 (40202189)
山川 廣司 愛媛大学, 法文学部, 教授 (30113682)
藤田 勝久 愛媛大学, 法文学部, 教授 (10183592)
加藤 國安 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70142346)
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キーワード | 遍路 / 巡礼 / 六十六部 / ウォルシンガム / サンチャゴ巡礼 / アスクレピオス / 霊山 / 癒し |
研究概要 |
[資料収集]四国遍路関係資料の収集を行った。多くの遍路記録を含むことで著名な近世伊予国の小松藩の会所日記の一部を収集した。[口頭発表](イ)愛媛大学法文学部開放講座「四国遍路と世界の巡礼」(平成17年2月〜3月、於宇和島市)で以下の発表をおこなった。寺内浩「四国遍路の成立について」、山川廣司「古代ギリシアのエピダウロス巡礼-アスクレピオスの治療祭儀-」、川岡勉「中世の寺社参詣と地域権力」、西耕生「「四国遍路」以前-「へち」という言葉をめぐって-」、内田九州男「なぜ、いつから白装束か-遍路と巡礼の図像学-」、矢澤知行「モンゴル時代の旅行とチベット巡礼」(ロ)「四国遍路と世界の巡礼-歴史的諸相の解明と東西比較-」(国際シンポジウム)(10月30・31日)を開催し、フランスの巡礼研究者2名を招き、以下を発表した。ジャン・シェリーニ「時間と空間から見た巡礼の世界」内田九州男「近世の巡礼者たち-往来手形と身分」ナタリー・クワメ「私と四国遍路研究」山川廣司「古代ギリシアのエピダウロス巡礼-アスクレピオスの治療祭儀」吉田正広「20世紀イングランドにおける巡礼の復活-ウォルシンガムの聖母-」関哲行「観光としてのサンチャゴ巡礼」加藤國安「霊山と癒し-中国の南岳をめぐって-」小嶋博巳「六十六部廻国とその巡礼地」寺内浩「平安時代の四国遍路」山本秀夫「遍路と村社会-送りと迎えの論理から-」西耕生「平安文学語彙にみる『辺路』の周辺」河合眞澄「浄瑠璃に見る四国遍路と順礼」稲田道彦「四国遍路の巡礼路の景観の特徴」[成果の刊行]『愛媛大学「四国遍路と世界の巡礼」国際シンポジウムプロシーディングズ』並びに3年間の成果を収めた『四国遍路と世界の巡礼-人的移動・交流とその社会史的アプローチ-』を刊行した。
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