研究課題
基盤研究(B)
京都府総合資料館に寄託されている随心院文書・記録を中心的な対象として、主な史料の写真撮影および翻刻作業に着手し、あわせて門跡寺院に関する研究会・現地見学会を開催した。(1)古代中世担当は、平安〜戦国の随心院文書についての詳細な目録作成と翻刻作業のための準備として、総合資料館および国立京都博物館寄託分の写真撮影を行い、翻刻作業に着手した。(2)近世担当は、御番所日記と里坊日記の比較検討を行うための準備として、総合資料館寄託分の調査研究に着手し、また近世随心院の領地支配を明らかにするために京都府向日市文化資料館寄託の物集村史料の調査研究と史料収集を行った。(3)近現代担当は明治初年の寺社行政を研究対象として、大政類典や公文録における門跡寺院関係記事の検索作業を行い、また総合資料館所蔵の近代行政文書の調査研究に着手した。(4)門跡寺院研究会を3回開催し、史料調査・現地見学を行った。第1回(9月30日) 報告・櫛木謙周 随心院文書と佐伯領上島享 中世寺院史研究の現状と課題第2回(1月8日) 解説・総合資料館歴史資料課 総合資料館寄託随心院文書について現地見学・京都山科随心院・勧修寺第3回(3月29-30日)現地見学・香川善通寺市善通寺、善通寺周辺荘園関係史蹟報告・水本邦彦 近世公家寺社領の相給支配
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