研究課題
(I)随心院研究会の開催(1)「妙法院門跡家士山下家門書について」(山田洋一氏、7月21日)元禄8年から昭和7年までの1115点の史料の概要について報告し、合わせて随心院研究への活用方法について提案を行う。その後山下家文書を閲覧する。(2)「近世随心院の里坊について」(柴田純氏、12月22日)近世随心院の本坊と里坊の関係や役割について文久3年の日記を用いて詳細な分析を行う。(3)「日本中世の神観念と国土観」(上島享氏、17年3月25日予定)(II)調査研究活動(1)古代中世部会 随心院文書の翻刻作業を進めた。「護持僧作法」などを題材に随心院聖教類の歴史分析研究を行った。(2)近世部会 里坊と本坊の役割について両坊の日記の比較検討作業から試みた。近世寺院の比較研究作業として石山寺知足院僧正日記の翻刻と分析に着手した。随心院家士山下家文書の写真撮影と調査研究を行った。(3)近代部会 近代寺社と戦争、近代寺社と災害などをテーマにしながら、近代行政文書の調査研究を進め、必要写真の撮影を行った。(III)調査旅行寺院経典を始めとした文化活動を支える和紙の製造についての知見を深めるため、代表者・分担者参加の調査旅行を実施する(17年3月実施、静岡県三島市株式会社特殊製紙にて)。
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史窓 62
ページ: 1-52
仏教大学総合研究所紀要 別冊
ページ: 51-70