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2002 年度 実績報告書

ハラホト出土文書(モンゴル文)の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14310174
研究種目

基盤研究(B)

研究機関早稲田大学

研究代表者

吉田 順一  早稲田大学, 文学部, 教授 (70063716)

研究分担者 梅村 坦  中央大学, 総合政策学部, 教授 (90124289)
宇野 伸浩  広島修道大学, 人間環境学部, 教授 (60310851)
石濱 裕美子  早稲田大学, 教育学部, 講師 (30221758)
井上 治  早稲田大学, 第一文学部, 講師
永井 匠  早稲田大学, 第一文学部, 講師
キーワードハラホト / 文書 / 元朝 / モンゴル / 八思巴 / ウイグル / チベット / アラビア
研究概要

内蒙古大学側が新たに撮影したフィルムが送られてきたので、それを焼付け、言語別に分類し、読解作業に入った。
モンゴル文書については、研究代表者の下でモンゴル文書担当の研究分担者とともに、ローマナイズの方法について検討しながら読み、9月に内蒙古大学に出張し、ローマナイズの方法やその他共同研究に関わる諸事項について協議し検討した。帰国後合意した方針に従い、他の文書や八思巴字文書も読み進め、12月に再度内蒙古大学に出張し、ローマナイズ方法の未調整の点を検討し、ほぼ全面的に合意できた。そして和訳・漢語訳と付注方法について、内蒙古大学が用意したローマナイズ・試訳・注釈を施した3文書を叩き台にして、翻訳、注釈の仕方について議論をした。このときわれわれは、写真だけでは判読困難な文書を原文書と照合して解読する作業も行った。以上、今年度は主に文書読解方法について協議して共同研究の基礎を固めながら、文書の重要なものをローマナイズし、来年度以降の研究の目処を立てることができた。なお内蒙古文物考古研究所に保存処理のされていない零細なハラホト文書があることが分かったので、来年度以後研究対象に加えることにした。
ウイグル文書、チベット文書、アラビア文字文書については、それぞれの研究分担者が個別に研究に従事し成果を挙げつつある。提出された疑問点は、内蒙古大学に出張したときに調べ、調査結果を分担者に伝えた。
なおハラホト文書の発掘責任者であった李逸友氏が2002年に死亡し、内蒙古文物考古研究所による考古報告の刊行が滞っているという事情もあって、本共同研究の研究成果を公表することはまだ許されていない状況にある。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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