研究課題/領域番号 |
14310178
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小山 哲 京都大学, 文学研究科, 助教授 (80215425)
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研究分担者 |
加藤 克夫 島根大学, 法文学部, 助教授 (30284011)
北原 恵 甲南大学, 文学部, 教授 (30340904)
高木 博志 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (30202146)
森本 淳生 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (90283671)
高階 絵里加 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (80324698)
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キーワード | 西洋史 / 日本史 / 記憶 / 記録 / グローバル・ヒストリー / 美術史 / 表象 / ナショナリズム |
研究概要 |
本年度は本研究の初年度であることから、「記憶」の構築と形象化にかんする先行研究の文献を収集し、各分野の研究状況の調査を行なった。収集した文献は京都大学大学院文学研究科の蔵書とし、研究代表者・分担者の利用に供した。また、メンバーのうち小山(ポーランド)、森本(フランス)、菊地(スウェーデン・フィンランド)・加藤(フランス)が海外で資料調査を行なった。 資料調査収集と並行して、研究の進展状況を報告し、関連領域の研究者のレクチャーを受けるために、下記の日程で計4回の研究会(うち2回は国際ワークショップ)を実施した。 7月26日(京都。京都人類学会と共催)安田敏朗「健康化する日本語-佐久間鼎と日本語学-」/Jan van Bremen(ライデン大学)"Remembering the Untimely Dead in Modern Japan"/Tsu Yun Hui(シンガポール国立大)"The Violent and the Benign : How Kobe Remembers its Rivers"/コメント、小山哲ほか 7月30日(京都)北原恵「光州ビエンナーレと記憶/記念碑」/鄭根埴(全南大学校)「5月運動とビエンナーレ:文化芸術的場としての5・18記念空間の可能性」 12月7・8日(金沢)高階絵里加「木下直之著『世の途中から隠されていること:近代日本の記憶』について」/本康宏史(石川県立歴史博物館)「慰霊のモニュメントに関する研究史整理」/軍都と慰霊をめぐるフィールドワーク 3月21日(京都)小山哲「異界から:ポーランド人のソ連強制収容所体験記を読む」/水野博子(大阪大学)「戦後オーストリアにおける「記憶の文化」の形成:「記憶の場」としてのマウトハウゼン元強制収容所施設をめぐって」
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