研究課題/領域番号 |
14310178
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小山 哲 京都大学, 文学研究科, 助教授 (80215425)
|
研究分担者 |
加藤 克夫 島根大学, 法文学部, 助教授 (30284011)
北原 恵 甲南大学, 文学部, 教授 (30340904)
高木 博志 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (30202146)
森本 淳生 京都大学, 人文科学研究所, 助手 (90283671)
高階 絵里加 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (80324698)
|
キーワード | 西洋史 / 日本史 / 記憶 / 記録 / グローバル・ヒストリー / 美術史 / 表象 / ナショナリズム |
研究概要 |
本研究の第2年度である本年度は、前年度の研究結果をふまえて、新たに4名のメンバーを研究分担者として加えることにより、研究体制のいっそうの充実化を図った。具体的には、近現代グルジア史と現代オーストリア史の専門家を加えることにより比較検討する地域を多様化し、人類学の専門家を加えることによ歴史学の隣接分野との情報交換を活発化した。また、モニュメントや記念行事の文化史的考察を担当するメンバーを加えた。研究活動としては、前年度に引き続き「記憶」の構築と形象化にかんする研究状況の把握に努め、各分野の資料調査をおこなった。メンバーのうち、小山(ポーランド)、伊藤(グルジア、イタリア)、小関(イギリス)が海外で資料調査を行なった。 資料調査と並行して、研究の進捗状況を報告し、関連分野の研究者のレクチャーを受けるために、下記の日程で計3回の研究会(うち1回は国際シンポジウム)を実施した。 7月6日(日)(京都)大原嘉章「鎌倉時代末期浄土宗美術における対立の『記憶』」/伊藤順二「グルジアの義賊伝説と「テロリスト」」 11月24日(月)(京都。近代社会史研究会・関西フランス史研究会と共催)「<シンポジウム>「『記憶の場』への問い-ピエール・ノラ氏を囲んで-」特別報告:ピエール・ノラ(アカデミー・フランセーズ会員)/司会:杉本淑彦(京都大)・長井伸仁(徳島大)/コメンテーター:上垣豊(龍谷大)・天野千恵子(愛知県立大)・小山哲(京都大) 12月21・22日(広島)小関 隆「プリムローズの記憶-コメモレイトされるディズレーリ」/安田敏朗「記憶と記録と近代日本言語学研究-金田一京助とアイヌ語研究」/戦争と「記憶の場」をめぐるフィールドワーク(広島・江田島・呉)
|