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2004 年度 実績報告書

帝国統治システムの移転とアジア・欧米関係の変化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14310182
研究機関東北学院大学

研究代表者

渡辺 昭一  東北学院大学, 文学部, 教授 (70182920)

研究分担者 木畑 洋一  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10012501)
横井 勝彦  明治大学, 商学部, 教授 (10201849)
秋田 茂  大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10175789)
中野 聡  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (00227852)
キーワード帝国統治システム / ヘゲモニー / イギリス帝国 / アメリカのアジア政策 / 戦後世界 / 脱植民地化 / 世界システム / インド
研究概要

本年度の第一の成果は、日本西洋史学会第54回大会のメインシンポジウムを開催し、これまでの研究成果を披露し多くの研究者からご意見をいただいたことであった。5月21日に仙台国際センターで開催された当該大会において、「帝国の終焉と国際秩序の再編-アジアをめぐる欧米諸国の相克-」というテーマで、私が問題提起を行い、報告者にB.R.Tomlinson教授(Dean of SOAS, University of London),A.Rotter教授(Colgate University, USA),木畑洋一教授、コメンテーターに中野聡教授、司会に秋田茂教授と横井勝彦教授がそれぞれ役割分担した。昨年度中間報告書としてまとめた'The End of Empires and the Transition of Hegemony in the Asia and Pacific Areas'をもとに、アジアにおける帝国支配の終焉、それに代わるアメリカの参入、アジア諸国の独立といった問題を確認しながら、新国際秩序形成におけるアジアの積極的な役割を確認した。この大会記は『西洋史学』(2005年近刊)に掲載予定である。
その後これらの研究成果を著書としてまとめるために出版社と交渉し、次年度に刊行することを確認した。出版上のいくつかの制約があるものの、出版計画書を基本的に認めていただいた。
そのために、12月25日に東京大学大学院において打ち合わせ会議を開き、各分担者の研究成果を確認しあうとともに著書のタイトル、構成、内容、総ページ数などを議論した。枚数の制限があるために各分担者の内容を変更したり追加したりすべき点を確認した。
また、東北学院大学文学部史学科の平成16年度公開講座として「帝国-さまざまなかたち-」を企画し、研究成果の一部を発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 第54回日本西洋史学会シンポジウム「帝国の終焉と国際秩序の再編-アジアをめぐる欧米諸国の相克」の大会記2005

    • 著者名/発表者名
      渡辺昭一
    • 雑誌名

      西洋史学 (発表予定)

  • [雑誌論文] 問題提起-「帝国」から「20世紀」を問う2004

    • 著者名/発表者名
      渡辺昭一
    • 雑誌名

      日本西洋史学会第54回大会報告要旨集

      ページ: 2-3

  • [図書] 世紀転換期のイギリス帝国2004

    • 著者名/発表者名
      木村和男編
    • 総ページ数
      367
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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