研究分担者 |
井上 優 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 主任研究員 (30213177)
井上 文子 独立行政法人国立国語研究所, 情報資料部門, 主任研究員 (90263186)
三井 はるみ 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (50219672)
小林 隆 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (00161993)
日高 水穂 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (80292358)
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研究概要 |
日本語の具体的方言文法データに対して通時的分析を行い,文法変化に関する理論的一般化を行うことを目的とする。そして,本研究を通して,(1)個別の方言文法形式の成立と変遷 (2)文法形式に関する変化メカニズムの一般理論の構築 以上の2点を明らかにすることをめざす。 研究開始にあたる本年度は,分析方法・データ収集・モデル化に関して,以下を実施した。 分析方法に関して,従来の成果の整理・検討を中心に本研究の基盤整備を行った。 データ収集に関して,調査地点・対象・方法・データソースの整理・検討を行い,具体的な臨地調査とデータ収集を開始した。 モデル化に関して,一般理論に関する先行研究を整理し,モデル構築までの流れを検討した。 具体的には,(1)全国各地の係り結びの分析,(2)命令表現と場面差の関連性に関する整埋,(3)文法表現のアンケート調査方法の検討,(4)方言に見られる文法化の整理検討,(5)疑問質問表現の全国分布の分析,(6)中部方言の文末形式の形態論的分析,(7)中部方言の主題表示マーカーの分析,(8)九州方言の可能表現のパイロット調査と結果の分析,(9)方言分布分析へのGISの応用方法の検討,などを実行した。
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