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2004 年度 実績報告書

中世談義所寺院の知的交流と言説形成

研究課題

研究課題/領域番号 14310198
研究機関東北大学

研究代表者

曽根原 理  東北大学, 情報シナジーセンター, 助手 (30222079)

研究分担者 伊藤 聡  茨城大学, 人文学部, 助教授 (90344829)
大島 薫  関西大学, 文学部, 助教授 (50319604)
牧野 和夫  実践女子大学, 文学部, 教授 (70123081)
渡辺 匡一  信州大学, 人文学部, 助教授 (40306098)
キーワード談義所 / 聖教 / 成菩提院 / 金剛界儀軌
研究概要

平成16年度の研究活動とその成果は、以下の通りである。
1)代表的な談義所寺院め一つとして知られる成菩提院(滋賀県坂田郡山東町)において、昨年度に引き続き8月18〜21日に現地調査を行なった。概要把握の段階が過ぎたことから、特に資料的価値の高い中世写本などについて統一した調査カードを作成し、書誌などを記録した。研究代表者・分担者4名、研究協力者2名に加え、学生アルバイトの数を8名に増やし、巻子装本の法量調査などを進めた。こうした本格的な調査は、なお年数を要するが、基本的な方針は今年の活動を通じて見通しを得た。また、近世写本の束の中から平安時代末の写本(1120年写『金剛界儀軌』)が発見された。
2)調査の成果の中間報告を学会報告として行なうため、仏教文学会に提案し、11月20〜21日の本部・支部合同例会(近江大会、於彦根周辺)において、第1日目学術シンポジウム、第2日目資料展示と関連地見学旅行を企画した。学術シンポジウムにおいては、研究分担者・協力者の5名が個別報告を行い、研究代表者曽根原が趣旨説明と討論司会をつとめた。個別報告の内容等は、展示資料の解説とともに、平成18年発行予定の学会誌『仏教文学』に掲載される予定である。
3)研究代表者曽根原は、4月17日の仏教文学会本部例会(於京都・龍谷大学)において、上記近江大会の準備報告を行なった。また、11月21日には地元の一般市民に対する講演会を行い、あわせて学会用の展示を公開した。
4)昨年度に引き続き輪読会を、6月6日(東京)と17年3月20日(於京都)に行い、談義所教学について研究した。また10月23日(於東京)には、上記近江大会シンポジウムの予行を行なった。
5)成菩提院以外の寺院資料調査も実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 秋田四天王寺心俊と天台宗談義所2005

    • 著者名/発表者名
      曽根原 理
    • 雑誌名

      『東北中世史の研究』下巻(入間田宣夫編)(高志書院)

      ページ: 165-180

  • [雑誌論文] 栄心と天台宗談義所2004

    • 著者名/発表者名
      曽根原 理
    • 雑誌名

      延暦寺と中世社会(河音能平・福田栄次郎編)(法蔵館)

      ページ: 471-491

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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