研究課題/領域番号 |
14310206
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鷲津 浩子 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (30149372)
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研究分担者 |
宮本 陽一郎 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (70166205)
荒木 正純 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (80015883)
中田 崇 立命館大学, 文学部, 助教授 (30286695)
エリザベス バレストリエリ 麗澤大学, 文学部, 教授 (80348375)
山口 善成 高知女子大学, 文化学部, 講師 (60364139)
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キーワード | Epistemological Framework / 知識の枠組み / 知識史 / 筑波学派 / 『時の娘たち』 / 英米文学 |
研究概要 |
平成17年度は、研究課題「Epistemological Frameworkと英米文学」の最終年度にあたるので、これまでの成果をまとめる研究成果報告書を準備することが最大の目標となった。そのために、9月末締め切りで原稿用紙40枚から50枚ほどの学術論文を用意してもらった。下記が、研究代表者・研究分担者による論文のリストである。 1.鷲津浩子 クジラ漁の始まったころ-『白鯨』と船舶位置確定 2.宮本陽一郎 大学と諜報-OSS/OWIの戦後構築 3.荒木正純 1903年7月2日のネイス・ダブリン・キングズタウン-ジョイスが表象する自動車レース、タクシー、ヨット 4.中田崇 楽器をめぐる変身物語-音楽、言語、身体 5.エリザベス・バレストリエリ Epistemology and Poetry : The Changing Face(s) of David Mura 6.山口善成 旅する歴史家-フランシス・パークマンの歴史記述における空間性と土地の記憶 また、この研究成果報告書を準備するため、平成17年9月23日(祝)13時からに筑波大学大塚校舎(東京キャンパス)で「Epistemological Frameworkと英米文学」に関するシンポジウムを開催し、学会外からも多数の参加者をえて、熱気のこもった討論が行われた。 10月15日に北海学園大学(札幌)で開催された日本アメリカ文学会全国大会で、佐藤憲一・山口善成が口頭発表を行い、司会の大井浩二氏から本研究グループに「筑波学派」の名称を与えられた。 研究代表者・鷲津浩子の過去10年間の研究成果が、『時の娘たち Daughters of Time : Art and Nature In Antebellum American Prose』(南雲堂)として上梓され、学界で高い評価を受けた。代表者の英語論文、"Mapping the Fictitious : Edgar Allan Poe's The Narrative of Arthur Gordon Pym and the Verifiability of Testimony in the Antarctic Explorations"がKlaus Stierstorfer編Return to Postmodernismに収録された。
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