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2002 年度 実績報告書

英語文学研究と英語教育のインターフェイス

研究課題

研究課題/領域番号 14310208
研究機関東京都立大学

研究代表者

渡部 桃子  東京都立大学, 人文学部, 教授 (70210953)

研究分担者 永富 久美  東京都立大学, 人文学部, 助教授 (60305399)
高岸 冬詩  東京都立大学, 人文学部, 助教授 (20248917)
浜谷PEARSON Eloise  東京都立大学, 人文学部, 教授 (00232984)
JUDE Gretchen  東京都立大学, 人文学部, 講師 (00325995)
キーワード人文学教育 / TESOL / 母語 / 第二言語 / 英語運用能力 / カリキュラム改革 / Vocabulary building / 英文読解
研究概要

今年度は研究初年度ということもあり、多用な情報収集を主眼として、研究メンバーはそれぞれ個々人の専門に従い精力的に調査をおこなった。具体的には 1.英語カリキュラム改革においても懸案となっているvocabulary buildingの観点から具体的な試案を提出するために、シンガポールのSEAMEO(Southeast Asian Ministers of Education Organization)とRELC(Regional English Language Centre)で調査をおこなう 2.ニュージーランドで、Vocabulary buildingの権威のDr.Nationにインタヴューをおこなう 3.アメリカ、ボイシー大学のDr.Emeryの協力を得て、新たなTESOLプログラム開発のための理論の精緻化に努める 4.韓国で開催されたKOTESOLのシンポジウムで発表をおこない、外国語としての英語教育に関わる他国からの参加者たちと意見交換をおこなう 5.英語を母語としないにもかかわらず、英語運用能力の高さで知られるデンマークのエスビヤ・ギムナジウムで英語の授業の視察ならびに英語担当教員にインタヴューをおこなう 6.イタリア、フィレンツェ大学で外国語教育に携わる担当者に、イタリアにおける人文学教育の現状と、外国語教育カリキュラムの改革状況についてインタヴューをおこなうなど、順調に成果をあげている。
また一方で国内においても、都立大英文科が英語カリキュラム改革という当面の課題に直面している現在、早急に我々の研究の具体的成果で貢献する必要があるという認識から、研究代表者の渡部を中心に、当研究グループが主催のシンポジウムを開催した。都立大内部の問題に拘泥するあまり、英語教育本来の目的を見失いつつある現状を危惧し、講師は鳥飼玖美子教授(立教大)、斎藤兆史教授(東大)、コメンテイターとして高橋和久教授(東大)、山本明副参事(都庁)といった外部の方々をお招きし、「英語教育を考える-英語文学研究と英語教育のインターフェイス」というタイトルのもと、他大学、他分野の方々の体験に基づく意見をうかがうことにより、新たな知見を得ることができた。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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