研究課題/領域番号 |
14310215
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
和泉 雅人 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (40159801)
|
研究分担者 |
前田 富士男 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90118836)
FUERNKAES Josef 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (40306858)
識名 章喜 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (30162580)
大宮 勘一郎 慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (40233267)
平田 栄一朗 慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (00286600)
足立 典子 慶應義塾大学, 商学部, 助教授 (70202637)
|
キーワード | メディア / 比較文化論 / アヴァンギャルド / テクノロジー / 建築 / 1920年代30年代 / 身体 / 映像メディア |
研究概要 |
本国際共同研究プロジェクトにおける平成16年度の研究遂行は、平成14年度に掲げた目標のうち前段の「20世紀初頭におけるメディア革命」を対象とする最終年にあたる。その意味で、ドイツ・ジーゲン大学側からの参加者(ラルフ・シュネル教授、ニコラ・グラウビッツ講師)を招いて、6月11日のほぼ全日にわたり、慶應義塾大学において本プロジェクト前段最後の国際共同シンポジウム「メディア人類学-メディア・アヴァンギャルド--場所の規定と越境」を開催できたことは、大きな意義のあることであった。またジーゲン大学のプロジェクト構成員でもあるヘルムート・シャンツェ教授を招いて、同じく6月に研究討議を行なった。上記のシンポジウムの成果を踏まえ、各研究分担者がそれぞれドイツ語で論文を執筆し、その成果として、ジーゲン大学との共同論文集がドイツ・ジーゲン大学研究叢書の一部として、Medienanthropologie und Medienavantgarde-Ortsbestimmungen und Grenzuberschreitungenと題して3月末に発刊される予定である。この論文集の全訳に日本側の論文を加えたものを、科研費成果報告論文集として5月に出版する予定である。これと並行して、平成15年度に慶應義塾大学およびジーゲン大学で行なった黒澤明シンポジウムに関する共同論文集が、ドイツ・ジーゲン大学から3月中に発刊され、慶應義塾大学側からも4月に独自のシンポジウム報告集兼論文集が発刊される予定である(現在印刷中)。本年度は本共同プロジェクトの後段、「21世紀への移行期におけるメディア革命の分析」への移行をにらみながら、徐々に研究組織・役割分担の変更および研究協力者の入れ替えなどの準備も行なった。
|