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2002 年度 実績報告書

満洲語記述文法の作成

研究課題

研究課題/領域番号 14310223
研究機関九州大学

研究代表者

久保 智之  九州大学, 大学院・人文科学研究院, 助教授 (30214993)

研究分担者 早田 輝洋  大東文化大学, 外国語学部, 教授 (80091239)
キーワード満州語 / シベ語 / 語法データベース / 大清全書 / 満文金瓶梅
研究概要

本年度は、記述文法作成の準備として、基礎的な語彙について、どのような要素を取りうるかを、統語論的・形態論的に記述する、満洲語語法データベースの作成に着手した。具体的には、研究会を行ない、動詞、形容詞の取る項に関する情報以外に、どのような情報を盛り込むかを検討した。また、代表者の久保は満洲語口語(シベ語)、分担者の早田は満洲語文語において、小規模なデータベースを作成した。
これらと平行して、記述文法作成に役立てるべく、満洲語機械可読テキストの作成を行なった。すでにある、早田の作成になる『満文金瓶梅』のテキストデータベースに加えて、久保が一部作成していた『百二老人語録』のテキストデータベースの追加入力、『満漢成語対待』のテキストデータベースの点検作業などを行なった。また久保は、満洲語口語'(シベ語)のテキストデータベースの作成作業を進めた。
このほか、久保は、ロシアのサンクト・ペテルブルクにあるロシア科学アカデミー・東洋学研究所において、満洲語文献を閲覧した。主に『大清全書』の「清書指南」の部分について、いくつかの版本を比較し、校訂作業を行なった。
早田は、2002年3月に出版した『大清全書』テキストの訂正版作成のため、天理大学図書館などで同書の閲覧をし、改訂作業を進めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Tomoyuki, KUBO: "/i/vs. /yi/Distinction in Sive Manchu?"Proceedings of the 1^<st> Conference on Manchu-Tungus Studies (Otto Harrassowitz Publishing House). (in press). (2003)

  • [文献書誌] 久保智之: "書評論文:津曲敏郎著『満州語入門20講』"満族史研究. 第1号. 144-151 (2002)

  • [文献書誌] 早田輝洋: "視点移動のない「行く」と「来る」"UP(東京大学出版会). 31巻・11号. 29-33 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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