• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

The Illustrated London Newsの比較文化史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14310230
研究機関大手前大学

研究代表者

松村 昌家  大手前大学, 文学研究科, 教授 (90081801)

研究分担者 秋山 進午  大手前大学, 史学研究所オープンリサーチセンター, 教授 (00126484)
鈴木 利章  大手前大学, 人文科学部, 教授 (30073357)
森 道子  大手前大学, 人文科学部, 教授 (30087697)
六人部 昭典  大手前大学, 人文科学部, 教授 (30239470)
尾崎 耕司  大手前大学, 人文科学部, 助教授 (10309396)
キーワードイギリス / 19世紀 / メディア / 都市 / 歴史 / 文学 / 美術 / 考古学
研究概要

本研究は、大手前大学にThe Illustrated London News[以下、ILN]オリジナル版が、イラスト部分などの欠落もなくほぼ完全な状態のものとして、1842-1923年までそろっているので、これを利用し、そのイラスト部分のデータベース化を図るとともに、その主要記事を史料に用いて、歴史学、考古学、比較文学、美学様々の角度から、そのもつ意味を解明しようと言うものである。
平成16年度は、第一に、14年度、15年度に引き続きILNのイラスト部分のIndexの作成と、その画像取り込みによるデジタル化の作業をおこない、そのデータベース化をはかった。また、同時にILN掲載のイラストIndexをテキスト化し、両者あわせてデータベースを仕上げていった。今年度は、これを第11巻(1847年)から第16巻(1850年)までについておこなった。
また第二に、研究代表者松村昌家は、ILNにも描かれる岩倉遣外使節団の行動やインパクトの全体像を把握するための調査を、研究分担者尾崎耕司は、19世紀イギリス公衆衛生行政の有り様を分析するための調査を、それぞれ15年度に引き続き海外調査としてイギリスに赴き実施し、ロンドンを中心としてアーカイブズの閲覧・複写をおこなった。
第三に、研究分担者秋山進午は、2度の中国への海外調査を実施し、1度目は新彊ウイグル地区で、2度目は大連等を中心に、大谷探検隊の足跡等考古学関連の現地調査をおこなった。
第四に、研究分担者は、それぞれデジタル化されたイラストをもとに、その分類作業を実施した。
第五に、研究分担者尾崎耕司は、本研究の中間報告を兼ね、ヴィクトリア朝文化研究学会において特別研究報告として研究発表をおこない(2004年11月20日、甲南大学)、日本の明治公衆衛生行政におけるイギリスのそれからの影響について論じた。本報告の内容は、17年度に同学会の機関誌上に論文として掲載される予定である。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi