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2002 年度 実績報告書

21世紀における武力紛争法の機能変化とその適用範囲

研究課題

研究課題/領域番号 14320013
研究機関上智大学

研究代表者

村瀬 信也  上智大学, 法学部, 教授 (80062660)

研究分担者 森田 桂子  防衛研究所, 第1研究部, 助手
真山 全  防衛大学校, 人文社会科学群, 教授
石本 泰雄  大阪市立大学, 法学部, 名誉教授 (30046768)
キーワード軍事目標主義 / 戦争犯罪人 / 中立法規 / マルテンス条項 / 封鎖 / 戦争水域 / PKO / 領海
研究概要

次年度の論文執筆に資することを目的として、本年度は武力紛争法研究会の会合を合計7回開催した。研究会で扱ったテーマは「戦争犯罪人の引渡と法執行活動」「上官命令の抗弁と『ニュルンベルク原則』」「現状の領海警備法制」「封鎖・戦争水域設定-海戦法規の『変容』?-」、「武力紛争における戦闘方法と環境の保護」、「軍事目標主義と付随的損害に関する一考察」、「マルテンス条項:法源論上の位置づけ」、「1977年ジュネーブ諸条約追加議定書の『普遍化』-諸国の追加議定書への参加を中心に」、「武力紛争における子どもの保護」、「現代における中立法規の妥当基盤-公平原則の一般化の位置づけについて」、「国連部隊による武力紛争法適用問題-PKOを中心として-」、「『新』兵器の使用規制」、「第二次大戦後における日独軍人の取扱い-「被武装解除敵国軍人」、「降伏日本軍人」の法的地位-」など多岐にわたる。会合では多数の論文執筆予定者、聴講者による積極的な意見交換がなされた。その他、研究会会合と平行して、防衛大学校、海上交通センターを訪問し、前者では自衛官幹部候補生の教育現場を視察、後者では浦賀港付近における船舶の航行の安全確保についてスタッフから講義を受けた。その他、夏にはオランダのハーグ市に赴き、武力紛争法・国際刑事法に関するセミナーに参加、海外の研究者から指導・助言を受けた。このように本年は会合の開催を中心に据えてきたが、研究代表者・分担者を含める約40名の論文執筆者は、個別に国内外で資料収集、意見交換をすすめてきており、論文執筆にそなえて準備を着々とすすめているところである。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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