研究課題/領域番号 |
14320025
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
辻中 豊 筑波大学, 社会科学系, 教授 (70145944)
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研究分担者 |
田所 昌幸 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (10197395)
坪郷 實 早稲田大学, 社会科学部, 教授 (20118061)
五十嵐 暁郎 立教大学, 法学部, 教授 (90097220)
黄 順姫 筑波大学, 社会科学系, 助教授 (50199147)
LEWIS Jonathan 一橋大学, 法学研究科, 助教授 (60282589)
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キーワード | 公共政策 / 政策過程 / 日韓比較 / 日本政治 / 韓国政治 / 比較政治 / 市民社会 / 共同研究 |
研究概要 |
今年度は日韓の公共政策・政策過程の基礎研究に重点をおいた。共同研究者が各自担当分野について基礎研究を深め、福祉政策・環境政策(「福祉国家と環境問題」)、地球化・国際政策(グローバリゼーションと日本の政党の政策形成)、安全保障政策(Security Cooperation)、政治文化・言語(Election Poster)、スポーツ・文化政策(ワールドカップサッカー)について業績を上げた。日韓の政治学会を通じて、政策形成・公共政策分野での研究者を招いて、日韓両国で一度づづ、共同研究会を開催した。日本では、″Comparing Japanese and Korean Viewpoints Concerning Multilateralism in East Asia″と題して、3名の韓国人研究者から報告を得、韓国へは、政党研究者と行政学者を派遣した。日韓の公共政策・政策過程の基礎構造として、市民社会の構造についての研究を進め、『現代日本の市民社会・利益団体』を書物として公刊するとともに、『現代韓国の市民社会・利益団体』の公刊にむけ、草稿を完成させた。この韓国分析では、体制変動と市民社会組織ネットワーク、市民社会組織への政治的規制、市民社会・利益団体の形成、市民社会とニューガバナンス、与党のネットワークの日韓比較、影響力構造、団体間構造、政策構造、イデオロギー配置、市民運動の理念・行動様式、NGOの政策競争、女性運動、地方分権などを扱う諸論文が、韓国人研究者と日本人研究者の共同執筆されている。
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