研究課題/領域番号 |
14320026
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
山本 吉宣 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (20092025)
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研究分担者 |
猪口 孝 中央大学, 法学部, 教授 (30053698)
山影 進 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10115959)
田中 明彦 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30163497)
土山 實男 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (00180018)
国分 良成 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (20146567)
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キーワード | 国際政治学 / 政治学 / 地域研究 / 国際関係 |
研究概要 |
最終年度であるので、日本の国際政治学に関して、国内で、4回の研究会を持った。 (1)日本のリアリズムに関しては、土山実男(青山学院大学)、 (2)日本の国際政治学の展開に関しては、山影進(東京大学)、 (3)明治期の黎明期の日本の国際政治学に関しては、田中明彦(東京大学)、 (4)さらに広く世界の国際政治学を視野において、日本を含めて、なぜ西欧以外の国々に独自の国際政治学が発展しないか、が猪口孝(中央大学)から報告され検討された。 これらの研究を持ち寄って、英文の論文を書き、2006年3月22日-25日に開催される米国国際関係学会(International Studies Association)の年次総会で、一つのパネルを構成し、発表した。 日本の国際政治学は、明治維新のころから、西欧(アメリカを含む)のアイディアをとりいれ、日本の政治的状況と、知的伝統の中ではぐくまれてきた。ただ、現在の状況は、アメリカの国際政治学とヨーロッパの国際政治学の中間にあり、「サラダボール」的な状況を示している。今後、さまざまなアイディアや研究をいかに組織立て、世界に発信していくかが課題となる。
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