研究課題/領域番号 |
14320033
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
文 京洙 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70230026)
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研究分担者 |
松葉 正文 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (30140114)
松下 冽 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (50229465)
中村 福治 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (90091719)
厳 廠俊 立命館大学, 国際関係学部, 講師
平子 友長 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (50126364)
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キーワード | 韓国 / 市民社会 / 公共性 / 公共圏 / ネティゾン / インターネット / 比較政治 / 民主主義 |
研究概要 |
本研究の目的は、1980年代以降の韓国における「公共圏」の生成とその展開様式、およびグローバリゼーションの下でのその変容を、日本や諸外国との対比で検討することにある。研究方法は、韓国を初め研究分担者がフィールドの調査、及び、日本と韓国双方での研究会の実施という形で進められた。昨年度はフィールド調査に重点が置かれたが、今年度は、共同研究会を中心したが、主な研究会としては、7月26日、立命館大学で開催された、「日韓比較公共圏プロジェクト第3回研究会」で以下の報告がなされた。 浅羽祐樹(ソウル大学校大学院)「憲法(憲政史)と公共性」 許尚守(聖公会大学校社会科学部) 「市民社会と民主主義そして過去清算:済州四・三抗争真相究明運動を中心に」 松葉正文(立命館大学産業社会学部) 「市民社会と企業社会の間-現代日本経済の歴史的諸条件- 丁海亀(聖公会大学校社会科学部) 「民主化と韓国政治-社会葛藤、公論場(公共圏)、政治の公的役割」 さらに11月8日には、高麗大学アジア問題研究所で日韓の共同研究者が参加するなかで文京洙が「公共性をめぐるいくつかの論点」と題して報告し、この間の研究・調査を前提に総括的議論を行うとともに日韓での成果出版に向けた打ち合わせが行われた。
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