研究課題/領域番号 |
14330005
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
前川 功一 広島大学, 経済学部, 教授 (20033748)
|
研究分担者 |
TEE Kian Heng 広島大学, 経済学部, 講師 (70325140)
山田 宏 広島大学, 経済学部, 助教授 (90292078)
|
キーワード | 構造変化 / ジャンプ過程 / 経済時系列 / 株価時系列 / シミュレーション分析 / GARCHモデル / ARIMAモデル / VARモデル |
研究概要 |
様々な経済時系列モデルに関連した構造変化の検定に関する研究を行った。その成果は国際的な専門雑誌に投稿され研究発表の欄に示されたように掲載が内定した。また当研究費補助金を受けてソウル大学のSangyeol Lee教授と構造変化の検定に関する国際共同研究を行った。その研究成果をLee教授との共著として以下のワーキングペーパーにまとめた。 (1)"Structural change and spurious volatility persistence" (2)"The Residual Cusum Test for the Constancy of Parameters in GARCH(1,1) Models" (3)"Test for Structural Change in ARIMA Model" また研究分担者の山田は、時系列の新たな検定法を提案しワーキングペーパー (4)"Some Monte Carlo evidence on the hypothesis testing for the mean of the stationary vector autoregressive process"by H.Yamadaとして纏めた。 これらのワーキングペーパーはいずれも学会報告済み、または報告予定である。またいずれも国際的なレフェリー付き専門雑誌に投稿した。(1)、(2)はGARCHモデルにおける構造変化の検定に関する、また(3)はARIMAモデルに関する構造変化の検定に関する論文である。また(4)はVARモデルにおける定常性の検定に関する問題である。さらに構造変化の問題をジャンプを含む過程(ポアソン過程、レヴィ過程)として捕らえる方向へと研究を発展させつつある。 また当研究費補助金によってパソコン5台を購入し、それらを連動させ分散処理を行うことにより上記の研究に必要なシミュレーション計算を行い、大幅に計算時間を短縮することが出来、研究効率を飛躍的に高めることが出来た。
|