研究分担者 |
原田 政美 福井県立大学, 経済学部, 教授 (50244520)
藤田 貞一郎 同志社大学, 商学部, 教授 (80066216)
仁昌寺 正一 東北学院大学, 経済学部, 教授 (40128963)
長谷部 弘 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50164835)
廣田 誠 神戸学院大学, 経済学部, 助教授 (40189890)
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研究概要 |
本研究は、平成14年度〜16年度の3カ年にわたって、10名の研究者により、日本の卸売市場の形成と展開に関する特質を、海外の卸売市場との比較も視野に入れつつ、総合的に解明することを目的にしている。そのため、初年度にあたる平成14年度においては、(1)ヨーロッパの卸売市場との比較研究、(2)日本各地の卸売市場の資料収集と実態調査を重点的に行った。より具体的にいえば、(1)については、イギリス、ドイツ、オランダの卸売市場の視察と資料収集を行い、(2)については、9月に築地市場での資料収集とヒアリング調査、10月に大阪市中央卸売市場での資料収集とヒアリング調査をメンバー全員で実施し、全国各地の卸売市場に関しては研究分担者がそれぞれ独自に資料収集と調査を行った。 研究実績は、(1)についてはまだペーパー化するには至っていないが、(2)については、Masami Harada, The Centoral wholesale Markt in Modern Japan, in Akira Nosaki and and Chris Baker(eds), Village Commniteis, state, andtraders, 2003,p.292-299.仁昌寺正一「『宮城県食品市場規則』公布下の仙台市の青物市場」、市場史研究第22号,市場歴史研究会,pp.62-72.2002年11月.藤田武弘「食料消費の動向と食品産業の伸張」,近畿中国四国農研農業経営研究,pp.1-7.2002.藤田武弘「野菜の価格政策にみる自治体農政の役割」(原田修との共同論文)、農林業問題研究,37-4,pp.260-264.2002.などがある。 総じて、今年度においては、研究推進の蓄積を行っている段階であり、研究成果の多くは、次年度において公表されることになるであろう。
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