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2002 年度 実績報告書

国際会計基準の導入に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14330043
研究機関関西学院大学

研究代表者

平松 一夫  関西学院大学, 商学部, 教授 (40098364)

研究分担者 林 隆敏  関西学院大学, 商学部, 助教授 (50268512)
木本 圭一  関西学院大学, 商学部, 助教授 (80205012)
井上 達男  関西学院大学, 商学部, 教授 (70203239)
阪 智香  関西学院大学, 商学部, 助教授 (10309403)
キーワード国際会計基準 / 会計ビッグバン / 会計の国際的類型化 / 会計基準設定機関 / 企業会計基準委員会 / 国際開示戦略 / 国際会計基準審議会
研究概要

要約
平成14年度の研究では、会計の国際的類型化についての理解を整理した。世界の会計は多様である。それは文化的要因を含む様々な理由によるものである。そのような中、最近の国際動向に照らして注目すべきいくつかの国や地域について、国際会計基準をめぐる対応を調査した。まず、会計の中心である米国証券取引委員会の国際開示戦略を取り上げた。米国は国際的な会計・開示問題に戦略的に取り組んでいる。それを見ることは今後の世界の動向を見定める上で意義がある。次に、ヨーロッパ連合(以下、EU)を見ることもわが国にとって意味をもつ。EU加盟国においては、2005年から上場会社の作成する連結決算書との関連でIASの適用を要求する方向にあるからである。具体的な国として、IASに対するドイツの対応を取り上げた。また、アジア諸国のIAS対応についても研究し、平成14年度は韓国について調査した。わが国に先んじて会計改革を進めてきた韓国の動向は、わが国にとっても示唆するところが多いからである。
次に、IASとわが国会計基準との相違の分析を行なった。特にIASとわが国会計基準との相違について、重要かつ解決しなければならない問題に焦点をあてて検討した。さらに、IASBとわが国会計基準設定機関との関係についても検討した。IASを財務諸表の作成基準として採用しようという動きは世界各地で起こっている。このような動きに呼応してわが国に設立された企業会計基準委員会には、リエゾン国の一員として国際的な会計基準の設定過程における積極的な貢献と、わが国の会計基準をIASとできるだけ調和化して行くための主役としての役割が期待されているのである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 平松一夫, 柴健次: "変化する日本の会計と企業行動"企業会計. 55巻4号. 129-135 (2003)

  • [文献書誌] 平松一夫, 柴健次: "変貌する日本の会計-国際基準の影響と企業の対応"企業会計. 55巻5号(発表予定)(未定). (2003)

  • [文献書誌] Kenji Shiba: ""Accounting Big Bang" and Corporate Behaviors in Japan"RCSSディスカッションペーパーシリーズ. 第4号. 1-55 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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