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2003 年度 実績報告書

二重共鳴和周波混合円偏光二色性による極微量不斉分子の検出と不斉伝達に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14340178
研究機関名古屋大学

研究代表者

大内 幸雄  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60194081)

研究分担者 関 一彦  名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 教授 (80124220)
キーワードSFG / 和周波混合 / イオン液体
研究概要

和周波混合分光法を二重共鳴実験に用いるための予備実験として、イオン液体[bmim]PF6、[bmim]BF4の気/液界面における分子配向測定を行った。イオン液体はグリーンケミストリーや電気化学などでの応用が期待される化合物であるが、これまでは表面・界面の構造研究がほとんど行われておらず不明な点が多々あった。幾つかの偏光組み合わせにおける和周波混合スペクトルを解析したところ、ブチル基末端が界面に対してほぼ垂直に立つていることを明らかにした。又、アルキル側鎖の長さを変えた系列化合物を合成し、先の化合物と同様な検討を行ったところ、末端メチル基の配向は同様に界面に対して立っているものの全体としてゴーシュ構造が導入されている事が分かった。又、基本的な構造はカウンターアニオンに大きく依存しない事が分かった。
今後はビナフトール系のキラル化合物における二重共鳴和周波混合分光スペクトルを、前年に構築したOPG/OPAブランチを用いて取得し、分子構造とキラル情報の伝播に関する相関を幾っかの誘導体化合物に関して得る事を目的とする。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] A.Fujimori: "Change of Molecular Packing and Orientation from Monolayer to Multilayers of Hydrogenated and Fluorinatied Carboxylate Studied by In-plane X-ray Diffraction Together with NEXAFS Spectroscopy at C K-edge"Chem.Phys.Lett.. 387. 345-351 (2004)

  • [文献書誌] N.Matsuie: "UV-Photoinduced Surface Anisotropy of Polyimide Studied by Near-Edge X-ray Absorption Fine Structure Spectroscopy"Jpn.J.Appl.Phys.. 42. L67-L69 (2003)

  • [文献書誌] D.Kim: "Polymer Surfaces Studied by Sum-frequency Vibrational Spectroscopy"J.Korean Vac.Soc.. 12(S1). 70-73 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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