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2002 年度 実績報告書

琉球列島の先史時代から近世に至る人びとの生活誌復元

研究課題

研究課題/領域番号 14340274
研究機関琉球大学

研究代表者

土肥 直美  琉球大学, 医学部, 助教授 (30128053)

研究分担者 加藤 祐三  琉球大学, 理学部, 教授 (70004372)
泉水 奏  琉球大学, 医学部, 助手 (80216556)
石田 肇  琉球大学, 医学部, 教授 (70145225)
米田 穣  独立行政法人国立環境研究所, 化学環境研究領域, 主任研究員 (30280712)
高宮 広土  札幌大学, 文化学部, 助教授 (40258752)
キーワード琉球列島 / 古人骨 / ストレスマーカー / 食性 / 植物遺体 / 軽石 / 遺跡立地
研究概要

本年度は、プロジェクト初年度に当たるため、研究者相互の情報交換および本プロジェクトにおける各研究者のテーマ確認と調整を行うために、第一回研究会を7月2日に琉球大学医学部で開催した。各研究者は研究会での情報交換をふまえ、それぞれに研究の進展に努めた。また、12月21日には、「琉球列島先史時代人の生活を復元する-宮古島浦底遺跡の事例から-」というテーマで、琉球大学の研究分担者、沖縄県内の研究協力者を中心に第二回目の研究会を開催し、先島地域の先史時代遺跡に関する情報の整理を行った。本年度の主な研究内容は以下の通りである。
1.研究会に先立ち、4月29日〜5月3日に、土肥と研究協力者の譜久嶺、西銘、宮城等は先史時代遺跡の立地に関する情報収集のため、今帰仁村古宇利島において島の踏査および試掘調査を行った。
2.7月の研究会の際に、高宮、米田はそれぞれに分析のための資料収集を行った。また、高宮は1月にも沖縄へ出向き、資料の収集を行った。
3.研究協力者のハドソン、ディアブは10月に1週間程度沖縄で人骨の調査と文献資料収集を行った。また、ハドソンは1月にも沖縄で文献資料の収集を行った。
4.加藤は宮古島浦底遺跡などで軽石資料の収集を行い、さらに軽石成分の化学分析を進めている。また、軽石内に取り込まれた珊瑚や貝から、堆積した軽石の年代測定を試みている。
5.石田、土肥等は文献の収集や勉強会を行い、人骨のストレスマーカーの調査に向けて準備を進めている。
この他、本年度は、琉球国王家の墓の一つである「浦添ようどれ」の人骨を調査する機会に恵まれた。これらの人骨は、グスク時代から近世の琉球社会を知るための好資料となるものであり、本研究にとっては、予想外の収穫となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Zukeran C, Fukumine T, Doi N, Sensui N, Ishida H, et al.: "Preliminary observations of some paleopathological conditions in historic and modern human skeletal remains from Ishigaki Island, Ryukyu Islands, Japan"Anthropological Science. 110-4. 421-436 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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