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2003 年度 実績報告書

仮想生産に基づいた生産知識の動態保存手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14350071
研究機関北海道大学

研究代表者

小野里 雅彦  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80177279)

研究分担者 寺本 孝一  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40252605)
近藤 司  函館工業高等専門学校, 助手 (40292049)
金子 俊一  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50134789)
キーワード仮想生産 / モデリング / シミュレーション / 生産知識 / 動態保存
研究概要

本研究は,コンピュータ内に工場のディジタルモデルを構築し,製造プロセスの詳細なシミュレーションを実施する仮想生産の技術を用いて,設備の設計や運用に関する知識を保存し,再利用する技術を確立することを目的にしている.
平成15年度においては,これまで入手していた実工場の機器のデータをもとにして仮想生産のモデルの作成を行った.これにより,工場内で行われている自動組立などのプロセスのかなり詳細なところまでのモデルを構築し,シミュレーションすることが可能となった.
ついで,動態保存を行うためのシミュレーションの機能の強化を行った.具体的には複数のバージョンのシミュレーションモデルを管理して,指定された工場の場所と時間の対象領域の状態を計算機上に生成することを可能とした.これにより,簡単なテキスト記述で複雑な製造現場の状態を生成することができた.
また,先に抽出を行った知識をXMLを用いてデータベース化を行った.このXMLデータベースと先の工場のモデリングとシミュレーションの機能を連携させることで,記述からシミュレーション,シミュレーションから記述の双方向のアクセスを実現した.
またこれらの研究と並行して,3次元のディジタルモデルの任意の場所をコンピュータ外から容易に指示することのできる装置の開発や,設計された製品をステレオ立体視と触力覚デバイスを用いて提示し,それに音声で入力された設計情報を付与するシステムの開発を行い,仮想生産を用いた生産知識の動態保存のための入力手段とした.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小野里 雅彦: "生産における知識・技能のディジタル化"システム/制御/情報. 48・6(掲載予定). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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