• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

仮想生産に基づいた生産知識の動態保存手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14350071
研究機関北海道大学

研究代表者

小野里 雅彦  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80177279)

研究分担者 田中 文基  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (30207138)
寺本 孝司  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40252605)
キーワード仮想生産 / 生産知識 / モデリング / シミュレーション / 動態保存
研究概要

本研究は,コンピュータ内に工場のディジタルモデルを構築し,製造プロセスの詳細なシミュレーションを実施する仮想生産の技術を用いて,設備の設計や運用に関する知識を保存し,再利用する技術を確立することを目的にしている.
平成16年度は本研究の最終年度として,これまで実施してきた研究内容の整理・体系化と,研究成果の公表ならびに研究成果に対する産業界を中心とした意見交換などを中心に実施をしてきた.特に近年の熟練技能者や熟練設計者の退職に伴う,知識や技能の継承も問題は深刻であり,本技術に対する期待が大きいことを確認できた.
具体的な研究開発項目としては,まず,動態保存手法のシステム実装に関しては,今年度は近年,急速に利用が広まっているWEBサービスとの関係に関して検討を行った.特にSOAPなどの技術による異なるアプリケーションの連携を用いた仮想生産システムの構築とユーザインタフェースデバイスのプラグイン化を検討し,これまで開発をしてきた仮想-実複合型のユーザインタフェース装置であるXEONAを,異なるアプリケーションから共通化されたアプリケーションインタフェースから利用可能とした.
また,動態保存手法を商用システムと連携する方法として,既存のCADシステムのAPIを使った連携システムを試作し,動態保存手法において重要となる対象物の指示を,システムは実-仮想に依存せずに行うことのできるUniversal Pointingを考案し,試作システムの実装を行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Configuration of Task Support Environment for the Enhancement of Machining Skills2004

    • 著者名/発表者名
      Teramoto, K., Onosato
    • 雑誌名

      CIRP Journal of Manufacturing Systems 33-4

      ページ: 355-361

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Development of Active Knowledge Archives based on Virtual Manufacturing Systems2004

    • 著者名/発表者名
      Onosato, M., Asao, Y., Ye, H., Teramoto, K.
    • 雑誌名

      CIRP Journal of Manufacturing Systems 33-2

      ページ: 151-159

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 生産における知識・技能のディジタル化2004

    • 著者名/発表者名
      小野里 雅彦
    • 雑誌名

      システム/制御/情報 48-6

      ページ: 208-213

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi