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2002 年度 実績報告書

積雪地域の在宅高齢者の自立生活を支援するユニバーサルデザイン住宅の計画・開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 14350318
研究機関北海道大学

研究代表者

野口 孝博  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10113599)

研究分担者 森下 満  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10091513)
西村 伸也  新潟大学, 工学部, 教授 (50180641)
月舘 敏栄  八戸工業大学, 工学部, 教授 (50124897)
キーワード積雪地域 / 高齢者 / 自立生活支援 / ユニバーサルデザイン / 住宅計画 / 高床住宅 / 低床型住宅
研究概要

本年度は、今後予定されている北海道、青森、新潟3地域での高床住宅の実態について予備的調査および一部本調査を実施した。また北方地域で今後考えられるべき高齢者。障害者を想定したユニバーサルデザイン住宅のあり方について総合討諭を行った。
北海道では、北海道大学が中心となって、現在道内に普及している高床住宅の普及状況、抱えている問題点の洗いだし作業を進めた。それにより札幌市、旭川市、倶知安町などの深雪地域における住宅事情及び屋根・玄関前の雪処理方法について予備的調査を行った。
次いで8月〜9月にかけて札幌市内の1970年代の公的開発住宅団地において、高床住宅のほかふつうの高さの住宅及び低床型住宅合わせて200戸程度を対象にしてアンケート調査を実施して、床高による外出の頻度や出入りのしやすさへの影響、床高による日常生活上の差異、特に現状の高床住宅における問題点などを明らかにした。また低床型注宅の追跡調査を行い、現在普及している低床型住宅の形態特性、生活面での特性等を分析した。新潟地域では、豪雪地帯の十日町市、長岡市において現在急速に増えつつある高床住宅の普及状況及びその形態上の特性について予備的調査を行った。その結果、新潟地域の高床住宅は、北海道のものとはまた異なる特性がある一方でざまざまな課題を抱えていることも明らかになっている。青森地域では、まだそれほど高床住宅の普及は進んでいないが、しかし青森市内の新しい住宅地を中心に高床住宅が普及し始めている実態が予備的調査により明らかになった。3地域の高床住宅の普及状況、その特性や課題を総合的に検討する作業を行うとともに、それらをベースにしながら今後予想される高齢社会の実情とあるべきユニバーサルデザイン住宅のあり方について検討し、研究課題を整理した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 常広陽子, 野口孝博: "在宅介護と地域支援の視点からみた高齢者住宅の住まい方と平面評価"日本建築学会技術報告集. No.16. 203-206 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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