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2003 年度 実績報告書

アブラナ科野菜根こぶ病抵抗性遺伝子座の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14360006
研究機関京都府立大学

研究代表者

平井 正志  京都府立大学, 農学研究科, 教授 (50343405)

研究分担者 松本 哲  農業, 生物系特定産業技術研究機構・野菜茶業研究所, 研究室長 (00355629)
寺林 敏  京都府立大学, 農学研究科, 講師 (70155472)
久保 中央  京都府立大学, 農学研究科, 助教授 (60347440)
鈴木 徹  農業, 生物系特定産業技術研究機構・野菜茶業研究所, 研究室長 (10272155)
キーワード根こぶ病 / 連鎖地図作製 / 抵抗性遺伝子座 / マイクロサテライト
研究概要

根こぶ病抵抗性遺伝子座Crr3の解析
SSRマーカーを用いてCrr3座付近を詳細に解析し、新たにBRMS-058,BRMS158及びBRMS206の3マーカーと連鎖し、Crr3座は第1連鎖群に座乗することが判明した。しかしこの付近におけるマーカーの数が少なく、抵抗性遺伝子座の位置を正確に把握するには至らなかった。
GelriaRに由来する根こぶ病抵抗性遺伝子座の解析
ヨーロッパ原産のカブ、GelriaRは抵抗性遺伝資源としてハクサイ育種によく利用されている。このカブを利用した抵抗性母本N-MWR-3の抵抗性を解析した。F2集団の解析の結果、抵抗性はこれまで得られている、Crr1,Crr2,およびCrr3のいずれの連鎖マーカーとも連鎖していなかった。バルク法により、この抵抗性に連鎖しているRAPDマーカーを見いだし、現在クローニングを行っている。
根こぶ病抵抗性遺伝子座Crr1座の解析
A9709xG004のF2集団(2000個体)におけるSSRマーカー(BRMS173、BRMS088)およびBSA1,2,7およびAB03-02の地図距離を推定した。その結果、Brassica rapa第7連鎖群上のBRMS173とBRMS088の間は3.4cMと推定され、その間に3個のBSAマーカー、およびAB03-02が存在した。これらはアラビドプシスでのゲノムの配列と同じ順番であった。
つぎにF1個体から作出したDH系統で、SSRマーカー間で組換えを起こしている2系統(C137、C501)について調べた。C137はBSA2と7の間で、C501はAB03-02とBRMS088の間で組換えが生じていた。C137は抵抗性であることから、Crr1は、BSA2とBRMS088間の2.3cM間に座乗すると推定された。
水耕法による根こぶ病の接種
昨年と同様に罹病性ハクサイ品種、無双を用いて、水耕による接種試験を行った。しかし、安定した根こぶ接種法を確立することはできなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Hirai et al.: "A novel locus for clubroot resistance in Brassica rapa and its linkage markers"Theoretical and Applied Genetics. (in press). 639-643 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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