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2002 年度 実績報告書

植物ジテルペン環化酵素遺伝子取得法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14360061
研究機関北海道大学

研究代表者

及川 英秋  北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (00185175)

研究分担者 豊増 知伸  山形大学, 農学部, 助教授 (60272085)
戸嶋 浩明  茨城大学, 農学部, 助教授 (50237088)
伊藤 浩之  北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (10241366)
キーワードジテルペン / 環化酵素 / フォルボール / 生合成
研究概要

シナアブラギリの葉および種子のEtOH抽出物から炭化水素画分を得て、GC-MS分析を行ったところ、ent-kaurene, abietadieneおよびpimaradiene等のジテルペンのほか、未同定の環状ジテルペン炭化水素の存在が確認された。本物質のMSスペクトルは大環状構造を持つセンブレンのそれと類似しており、目的のtigliane骨格を有する生合成中間体の可能性が示唆された。現在大量処理により、この炭化水素の単離構造決定を検討している。市販のクロトン油には炭化水素はほとんど検出されなかったが、クロトンの種子EtOH抽出物にはシナアブラギリ由来の成分とは異なるジテルペン炭化水素が検出された。
予想される生合成中間体を同定するため、比較的安価なクロトン油から供給可能なフォルボールの脱酸素化により一番両能性の高い炭化水素の合成を検討し、予備的な知見を得た。
ゲラニルゲラニル二リン酸から一挙にtigliane骨格を構築する環化酵素遺伝子を単離するため、シナアブラギリの葉よりmRNAを調製した。これを鋳型として既知のジテルペン環化酵素遺伝子において相同性の高い領域を用いてプライマーを設計しPCRを行った。現在増幅断片のうち可能性の高いものにつき配列解析を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Oikawa: "Proposed Mechanism for the Reaction Catalyzed by a Diterpene Cyclase, Aphidicolan-16β-ol Synthase"J. Am. Chem. Soc.. 124・31. 9145-9153 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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