研究課題/領域番号 |
14360082
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
永田 信 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20164436)
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研究分担者 |
柴崎 茂光 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (90345190)
山本 伸幸 島根大学, 生物資源科学部, 助手 (90284025)
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キーワード | 屋久島 / 循環型社会 / TCM / SAM / 経済波及効果 / 産業連関 / 家計調査 / エコツアー |
研究概要 |
平成14年度は屋久島の観光需要形態および、森林が有するレクリエーション価値を推定するために必要なデータを収集した。具体的には、平成14年5月、平成14年7-8月にかけて(のべ10日間)、屋久島空港、宮之浦港、安房港の3地点で面接方式のアンケート調査を実施し、合計で2200弱の調査票を回収した。これらのデータを分析した結果、「屋久島の観光需要が、閑散期には団体客中心であるのに対して、繁忙期には個人客利用客が多いなどの季節変動が見られること」・「5年前と比較して、山岳地域への利用圧力が高まってきていること」がわかった。この研究については日本学術会議第18期地域農学研究連絡委員会シンポジウム「屋久島における地域循環型社会の構築」(平成15年1月10日、屋久島環境文化村センター)において「屋久島における観光業の可能性」という題目で発表を行った。 また屋久島島内の産業構造を把握するため、観光業、建設業、公的機関などに関する統計資料を入手した。観光業については、エコツアー企業や宿泊業者、レンタカー業者、役場、観光協会に対して聞き取り調査を実施して、経営に関する具体的な情報を入手した。建設業については、経営審査ファイルなどの公表されている会社ごとの経営内容を入手し、データ入力した。 さらに屋久島に在住する住民の生活構造を把握するために家計調査を実施した。具体的には平成14年9月1日から平成15年2月28日までの6ヶ月間にわたって、屋久町在住の約50世帯に家計簿を配布し、消費した商品や自家消費・贈り物・もらい物などについて記入してもらった。
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