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2002 年度 実績報告書

インターネット競り実験による食品安全性の消費者選好分析

研究課題

研究課題/領域番号 14360128
研究機関千葉大学

研究代表者

松田 友義  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (70159151)

研究分担者 栗原 伸一  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (80292671)
澤田 学  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (60142791)
飯島 淳一  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (80151223)
丸山 敦史  千葉大学, 園芸学部, 講師 (90292672)
キーワード競り実験 / 食品安全性 / 支払意志額 / ビッカリーオークション
研究概要

今年度の研究では、インターネット上で競り実験を行えるシステム開発行うための前段階として、ローカルネット上で作動するネットワーク型競り実験システムを開発し、それを用いた事前実験を行うことで、ネットワーク型システムの動作確認と同システムの競り実験手法としての有効性を確かめた。
競り実験は、被験者に競り実験に慣れてもらうための予備実験と、その後の本実験から構成されており、さらに、被験者の学習効果を鯛べるために、本実験を前半と後半とに分けた上で、その間に"サルモネラに関する情報提供"を行うようにした。すべての情報はweb上のデータとして納められており、入札・落札状況もタイムリーに確認できる。入札方法には、ビッカリー(Vickrey)の第2価格入札(Second Price Auction :最高値で入札した人が,2番目に高い入札値で落札する方法)を用いている。なお、事前実験の参加者は、千葉大学園芸学部松戸キャンパスの学生10人である。
事前実験では、我々が過去に行った対面型競り実験(情報の伝達が主に口頭で行われる形式)で経験した"複数の参加者の入札値が特異な同一の変動をみせる"といった問題はみられず、ネットワーク型システムを用いることで実験参加者の独立性が高度に保たれることが確認された。また、情報の学習効果についても、実験中の情報がすべて図や文として提供されるネットワーク型システムでは、提供情報が入札時に有意に利用されるという傾向も認められた。他方、システム上の問題としては、入札時にアクセスが集中するためシステムがビジー状態になりやすいことなどが明らかになった。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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