研究課題/領域番号 |
14360130
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山口 三十四 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90030684)
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研究分担者 |
松田 敏信 鳥取大学, 農学部, 助教授 (40301288)
加賀爪 優 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (20101248)
堀内 久太郎 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (00304204)
藤本 高志 大阪経済大学, 経済学部, 助教授 (40340583)
鈴木 宣宏 九州大学, 大学院・農学研究院農業資源経済学部, 助教授 (80304765)
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キーワード | WTO体制 / 自由貿易協定(FTA) / 人口成長と食料問題 / 米国・カナダの手厚い農業保護 / フィリピン / インドネシア / ラオス |
研究概要 |
本年度は2年目であり、昨年同様、割り当てられた国々[山口三十四(アジア)、本台進(インドネシア)、堀内久太郎(ベトナム)、加賀爪優(中国)、高田理(アジア)、福井清一(フィリッピン)、鈴木宣宏(北米)、藤本高志(台湾、韓国)、松田敏信(アジア)、衣笠智子(米国)]のデータ収集、現地での資料収集、研究等を行ってきた。本年はアジア諸国の食料事情や農業事情についての研究を昨年以上に行い、多くの成果として、発表することを目的とした。1年間を振り返り、この科研からの成果をより詳細にみると、本年度の研究成果は次のようになっている。まず第1に、代表者の山口はタイ、ラオスで研修を行ってきたが、マルサスが言う、食料とは切っても切れない関係にある人口の本、Population Economicsを英語で完成し、すでにラオス語に翻訳させ、出版している。さらに、Agricultural Economicsの本も英語版を完成し、現在ラオス語に翻訳させている。また、食料と密接な関係にある少子高齢化に関する論文も完成している。堀内はベトナム、加賀爪は中国、鈴木は北米、藤本は台湾と韓国で研修を行ってきた。第2に、海外からの研究者としては、昨年同様、台湾から董安_が来日し、台湾と日本を含む食料事情と非農業との関係に関する研究発表を行った。第3に、北米担当の鈴木は、昨年のWTO研究に引き続き、本年もFTA交渉についての、精力的な研究成果をあげており、関連論文を4編、WTOに関する著書を1冊完成させている。また、アジア担当の福井もフィリッピンのコメの関税化に関する論文とインドネシアのジャワ農村に関する論文を完成させている。以上より、第2年目である本年度は昨年と比べ、数段の進歩があり、個人差はあるが、論文も多くの物が出版されるようになっている。
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