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2003 年度 実績報告書

電気分解水を利用した露地野菜の減農薬・無農薬栽培のための防除法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14360146
研究機関千葉大学

研究代表者

飯本 光雄  千葉大学, 園芸学部, 教授 (90009324)

研究分担者 丸尾 達  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (20143266)
雨宮 良幹  千葉大学, 園芸学部, 教授 (40114227)
天野 洋  千葉大学, 園芸学部, 教授 (00143264)
キーワード露地野粟 / 減農薬 / 無農薬 / 農薬代替資材 / 電気分解水
研究概要

減農薬・無農薬栽培を実現するためには、野菜そのものが病害虫に対する抵抗力をもつことができるような環境整備と栽培技術を確立することが必要である。そのために、減農薬栽培を実践している農家では、土づくり技術について種々工夫している。
これらの状況を踏まえて、木酢液を土壌散布した場合の土壌条件に与える影響を調べた。木酢液の500〜1000倍の希釈液は、pHが3.5〜3.8の範囲で強酸性で土壌への散布で散布時は土壌pHが6.4と高い値を示したが、時間経過とともにpH値6.8付近で一定となった。強酸性の木酢液を土壌散布しても土壌の緩衝能力で植物へ成長に大きく影響しないと思われる。土壌への木酢液散布は土壌環境の改善効果、例えば有用土壌微生物の活性化などの影響を期待したい。
また、電気分解アルカリ水及び酸性水散布によるコマツナ栽培での植物成長に与える影響を調べた。電気分解アルカリ水散布区は、コントロール区に比較して生体重が増加する傾向を示したが、乾物重ではコントロール区との間に有意差が認められなかった。なお、電気分解酸性水散布区では、葉面に「葉やけ」がみられそれが影響して生育が抑制された。
ダニ類の防除手段として、電気分解酸性水とヒノキ科の樹木に含まれるヒノキチオールを農薬代替資材として用いた。ナミハダニを対象にした殺虫試験の結果、電気分解酸性水とヒノキチオールは、ともにコントロール区と比較して死亡率に有意な差は認められなかった。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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