• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

全国看護婦コホートにおける女性の生活習慣と健康に関する経時観察調査

研究課題

研究課題/領域番号 14370133
研究機関群馬大学

研究代表者

林 邦彦  群馬大学, 医学部, 教授 (80282408)

研究分担者 鈴木 庄亮  群馬産業保健推進センター, 所長
キーワードコホート研究 / 経時観察調査 / 生活習慣 / 看護師 / 疫学
研究概要

30歳以上の全国女性看護師を対象にベースライン調査を実施しているが,第一次対象者募集で39,371人(追跡調査同意者コホート成員9,009人),第二次対象者募集として,今年度はあらたにコホート成員として約5,300人から追加回答を得た。第一次募集でのコホート成員については,追跡2年後調査として,生活習慣の変化および新規疾病発生について調査を実施した。また,第一次募集ベースライン回答データについて,今年度は特に薬剤の利用に関して詳細を分析した。
女性ホルモン薬については,写真付薬剤リストを調査票に同封し使用薬剤を特定した。ホルモン補充療法利用歴は,30歳代で0.5%,40-44歳で1.4%,45-49歳で3.9%,50-54歳で8.5%,55-59歳で10.7%,60歳以上で9.6%と,自然閉経後の女性の約1割で使用歴があり,また,低用量ピルの使用歴は,30歳代で1.7%,40歳代で1.2%,50歳代で0.9%,60歳以上で0.4%であった。低用量ピル市販後1〜2年しか経ていない時点での調査であったが,低用量ピル・ホルモン補充療法いずれの女性ホルモン剤の利用も,決して少なくなかった。
ビタミン剤やカルシウム剤などいわゆる栄養補助剤(サプリメント)の利用者は,30歳代で19.4%,40歳代で15.8%,50歳代で16.1%,60歳代で23.3%であった。サプリメント利用者の特性を検討したところ,高学歴痩せ型で比較的非健康的な生活習慣(喫煙,朝食欠食,大豆食品非摂取など)を持つ女性に利用者が多い傾向を示した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Katanoda K.: "Prevalence and user's characteristics of hormone replacement therapy in Japan : Japan Nurses' Health Study."Pharmacoepidemiology and Drug Safety. 12・S1. 8-9 (2003)

  • [文献書誌] Fujimaki S.: "Effect of reproductive period and hormone replacement therapy on breast cancer risk in postmenopausal Japanese women : Japan Nurses' Health Study."Pharmacoepidemiology and Drug Safety. 12・S1. 95-96 (2003)

  • [文献書誌] 片野田耕太: "日本女性看護職における栄養補助剤(サプリメント)使用状況と使用者の属性 : Japan Nurses' Health Study"Journal of Epidemiology (Supplement). 14・1. 66 (2004)

  • [文献書誌] 児玉知子: "大規模女性コホート研究における低容量ピルの使用状況"Journal of Epidemiology (Supplement). 14・1. 165 (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi