研究課題/領域番号 |
14370154
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
的場 梁次 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20107056)
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研究分担者 |
大澤 資樹 山形大学, 医学部, 教授 (90213686)
中留 真人 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90263251)
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キーワード | 心筋梗塞 / 虚血誘発性アポトーシス / アポトーシス関連遺伝子 / 培養心筋細胞 |
研究概要 |
我々が目的とする、成熟した個体での実験系に対応するin vitroでの成熟細胞レベルの実験に用いる心筋細胞の単離は、その細胞を傷害することなく正常状態で数多く得るためには灌流操作が不可欠であり、使用する動物の週令、灌流条件、コラゲナーゼの種類、細胞の洗浄条件等に大きく左右されることより、その操作法は非常に難しいとされている。そこで今年度は主に、ランゲンドルフ灌流装置を用いて、成熟ラット正常心筋細胞の単離法確立を試みてきた。その結果、7〜8週令のWistar系雄ラット1個の心臓から、約10^6個のrod状を呈する自発的拍動のない、正常心室筋細胞を得ることに成功した。次にこれらの細胞を、ラミニンコートした35mmφの培養シャーレに1.4×10^5cell/dishとなるようにplatingし、5%-CO_2 incubatorに入れ、3時間incubateした後、酸素欠乏実験に使用した。現在、酸素欠乏暴露時間を、0分、30分、1時間、3時間、6時間、12時間、24時間、48時間と変化させ、さらに再酸素供給時間も0分、30分、1時間、3時間、6時間、12時間、24時間、48時間と延長させたモデルをそれぞれ作成し、虚血誘発性アポトーシス細胞を組織学的に検索中である。今後は、これらの心室筋細胞からRNAを抽出し、アポトーシス関連遺伝子Bcl-2及びBax等のmRNA発現量を、定量的RT-PCR法にて測定していく予定である。
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