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2003 年度 実績報告書

生体内フリーラジカル計測用ESR-NMRハイブリッド画像システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14370282
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

土橋 宣昭  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (20005474)

研究分担者 尾形 健昭  山形大学, 工学部, 教授 (50091830)
森谷 浩史  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (60145638)
宍戸 文男  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60250114)
横山 秀克  山形県企業振興公社, 生物ラジカル研究所, 主幹研究員 (10281619)
キーワードESR / NMR / フリーラジカル / 画像 / in vivo / 磁場勾配
研究概要

本研究の目的は、フリーラジカルの分布画像を形態画像に重畳することによって、フリーラジカルの存在部位を特定するために、測定試料を動かさずに,ESR画像とNMR画像を取得するためのシステムを構築することである。今年度は、NMR計測用の磁場勾配コイルの作成を重点目標として研究を行った。
まず、既存のESR用磁場勾配コイルを用いて、スピンエコー法によるNMR画像計測のための、磁場勾配のパルスシーケンス(スライス選択パルス、空間エンコードパルス、位相エンコードパルス)を発生できるかどうかを検討した。ESR用磁場勾配コイルはコイルケース(アルミ材)内に設置されている。このケースに発生する渦電流のため、パルスシーケンスどおりの磁場勾配を発生することが困難であることが判明した。この点を解決するためには、ERS/NMRシールドケース内にNMR用磁場勾配コイルを設置する必要がある。そのために、まず、すでにシールドケース内に設置されているESR用磁場変調コイルの極性を反転させて、z軸磁場勾配コイルとして用いる実験を行なった。その結果、このコイルで空間エンコードパルスを発生することが可能であることがわかった。そこで、NMR用磁場勾配コイルとして、x、y、zの3軸用の磁場勾配コイルが設置された4層プリント基板(最外層はシールド)を作成した。このコイルはERS/NMRシールドケースの側板として用いることができる。ESR用磁場変調コイルとNMR用z軸磁場勾配コイルは兼用する設計となっている。そして、このコイルで所定の磁場勾配強度を各軸に発生できることを磁場センサーを用いて確認した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 横山秀克, 他: "ESR/NMRハイブリッド画像システム用共振器の開発"医学物理. 23. 209-215 (2004)

  • [文献書誌] H.Yokoyama, et al.: "Reaction kinetics analysis to estimate in vivo decay rate of EPR signals of a nitroxide radical in the brain and the inferior vena cava of rats"Appl.Magn.Reson. 25. 217-225 (2003)

  • [文献書誌] H.Yokoyama, et al.: "Open type EPR spectrometer to measure electron spins of a sample located outside a resonator"Appl.Magn.Reson. 25. 55-63 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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