1、ポリウレタンカテーテルへのCD34抗体固相化 ポリウレタンカテーテル表面にポリスチレンビーズを用いて表面のポリスチレン加工を施行した。 次にCD34抗体溶液にovernightで浸漬し、ポリスチレンビーズ表面へのCD34抗体固相化を行った。 2.CD34抗体固相化ポリウレタンカテーテルへの移植実験 イヌ外頸静脈よりCD34抗体固相化ポリウレタンカテーテルを挿入移植した。 1週間後に摘出し、CD34抗体固相化ポリウレタンカテーテルとCD34抗体非固相化ポリウレタンカテーテルとの比較検討を行った。 その結果、CD34抗体非固相化ポリウレタンカテーテルに較べCD34抗体固相化ポリウレタンカテーテルでは血栓の付着が軽度であり、CD34抗体と反応した血管内皮前駆細胞の関与の可能性が考えられた。
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