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2005 年度 実績報告書

心臓外科手術訓練シミュレータ開発のための支援技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14370419
研究機関早稲田大学

研究代表者

梅津 光生  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90132927)

研究分担者 川副 浩平  岩手医科大学, 第三外科, 教授 (50075561)
岩崎 清隆  早稲田大学, 生命医療工学研究所, 講師 (20339691)
キーワード人工臓器工学 / 生体システム
研究概要

本研究では臨床使用される医用機器および外科手術の評価を目的として左室循環シミュレータを開発し,本シミュレータ使用のもと僧帽弁疾患治療用人工弁輪サイズの比較評価を行った.
本シミュレータは生体の左室と同様の流量・圧力を模擬することが可能であり,同一条件下において異なる僧帽弁形成術を比較することが可能である.シミュレータの概要を以下に示す.
(1)僧帽弁部位には新鮮なブタ心臓より摘出した僧帽弁(弁膜・弁尖及び乳頭筋)を挿入可能
(2)乳頭筋位置を変位させることにより,手術対象となる僧帽弁閉鎖不全モデル再現可能
(3)拍動流下にて健常モデル・閉鎖不全モデル・術後モデルでの血行動態情報・乳頭筋負荷計測可能
本研究ではシミュレータに新たに弁輪近傍に発生する応力の計測可能な機能を付加し,臨床にて使用される各種人工弁輪サイズに関して比較評価を行った.比較試験の対象として,臨床使用数が多いとされるCarpentier-Edwards Physio ringおよびDuran Flexible ringを選定した.
また,各人工弁輪のサイズとして臨床報告が多い弁輪の大きさに適度なサイズ及び適度なサイズより2サイズ小さいサイズを選定した.
本研究より取得したデータ分析により,工学的視点から異なる人工弁輪の比較及び人工弁輪サイズの比較に関する定量的なデータ取得可能となり,臨床に対する人工弁輪サイズ選定時の指標が提示することとなった.今後更に本シミュレータを応用することにより外科医の技術向上や新しいインフォームドコンセント形式の提供など,今後の場を広げるものと考えられる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 循環シミュレータによる人工弁論の医工学的評価2005

    • 著者名/発表者名
      梅津光生, 加瀬川均, 土井博文, 野田怜子, 平山智博
    • 雑誌名

      人工臓器 第34巻 第2号

      ページ: 175

  • [雑誌論文] Assessment of mitral surgical corrections using an in vitro mock circulatory system2005

    • 著者名/発表者名
      M.Umezu, M.Makoto, H.Kasegawa, H.Doi, R.Noda, T.Hirayama
    • 雑誌名

      IFMBE Proceedings Volume 12

      ページ: 1A5-04

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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