研究課題/領域番号 |
14370433
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
田宮 隆 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (50252953)
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研究分担者 |
杉生 憲志 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (40325105)
富田 享 岡山大学, 医学部附属病院, 講師 (90237115)
小野 恭裕 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40294409)
小野 成紀 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (40294409)
徳永 浩司 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (40294467)
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キーワード | gene therapy / gene expression / glioma / transferrin receptor / MRI / Herpes virus vector / EB virus vector |
研究概要 |
HSV/EBVハイブリッドアンプリコンによる遺伝子導入法の開発、導入遺伝子発現のMRIによる画像化システムの開発、そして最も効果的な治療遺伝子の選択等について検討し、より臨床応用に近づく遺伝子治療法の開発を行っている。 ヘルペスウィルスI型を基礎とするアンプリコンベクターに、EBウィルスのEBNA-1遺伝子とoriP遺伝子を同時に組み込むことにより、治療遺伝子の発現が延長するハイブリッドベクターを作成を行っている。次に、生体内での遺伝子の発現とその分布を正確に把握するための方法として、MRマーカー遺伝子(組み替え型transferrin receptor : ETR)を細胞に導入発現し、造影剤(transferrin-酸化鉄複合体)投与にて、造影剤とETRの結合によりMRIで遺伝子発現細胞が造影されることを利用し、MRIを用いた遺伝子発現の画像化システムの開発を行っている。また、これらの開発したベクターの実際の遺伝子導入効率について、動物脳腫瘍モデルを用いて検討を行っている。 また、遺伝子導入効率と実際の治療遺伝子の効果を明らかとするために、マーカー遺伝子と治療遺伝子(薬剤感受性遺伝子)の両者を持ったウイルスベクターの作製を行っている。最も効果的な治療遺伝子の選択のために、種々の脳腫瘍培養細胞での遺伝子発現の状態をX-Ga1染色、免疫染色、western blottingで詳細に検討、その抗腫瘍効果と対比して検討を行っている。また、効果発現機序について、アポトーシス関連遺伝子の発現を調べ、より効果的な治療遺伝子の洗濯や他の薬剤との併用療法についてもを検討している。
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