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2002 年度 実績報告書

ニワトリ二分脊椎モデルにおける歩行異常の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 14370466
研究種目

基盤研究(B)

研究機関愛媛大学

研究代表者

松田 正司  愛媛大学, 医学部, 教授 (40173843)

研究分担者 樅木 勝巳  愛媛大学, 医学部, 助手 (70304615)
佐野 輝  熊本大学, 医学部, 教授 (30178800)
小林 直人  愛媛大学, 医学部, 助教授 (50234836)
斉藤 正一郎  愛媛大学, 医学部, 助手 (60325371)
キーワードヒヨコ / 二分脊椎 / 運動神経細胞 / 歩行異常 / 下肢変形 / 運動麻痺
研究概要

切開長の違いによる二分脊椎の状態の違い(7日胚)
孵卵69,72,75,78,84時間後に各5例の腰仙髄部の背側を0,1,3,5,7体節切扉を加えた。その結果各時間とも0-3体節再開裂では二分脊椎は形成されなかった。3体節再開裂例では背部皮膚に陥凹のみが認められた。一方、5,7体節再開裂ではほぼ全例に二分脊椎が形成された。
それぞれの手術部中央部のH.E..染色切片の観察では、1,3体節再開裂ではほほ正常であるが、5体節再開裂例では中心管が一部背側に開口していた。7体節再開裂例では中心管は完全に背側に開口し、後角が外側に分かれ基板は背側に押し上げられた形であった。
正常では脊髄内部の構造は外側に白質、内側に灰白質が有り最内側に中心管を取り巻く胚芽層が有り各層の境界が比較的明瞭であるが、7体節再開裂二分脊髄例ては腹側に白質、背側に灰白質、さらに背側に幼若な胚芽層が有り各層、特に灰白質と胚芽層の境界は不明瞭であった。
前核の運動神経と思われる大きめの細胞は正常では中間帯の細胞群と連続していたが、7体節再開裂二分脊髄例では白質の中に取り残された島状の構造物となった。
切開長の違いによる二分脊椎の状態の違い(14日胚)
前核の運動神経細胞は7日胚では形態に大きな違いは認められなかったが、14日胚のもので比較すると正常では円形で細胞質には多くのニッスル小体が認められるが、7体節再開裂二分脊椎例では楕円形であり細胞質のニッスル小体は正常に比較しかなり少なかった。運動神経細胞の量的変化よりも質的変化が重要と思われる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Miyawaki, M.Yamamoto, K, Saito, S.Saito, N.Kobayashi, S.Matsuda: "Nuclear localization of b-catenin in the vegetal poke cells during the ealy Embryogenesis of the starfish, Asterinapsctinifera"Development, Growth and Differentiation. (発表予定).

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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