研究課題/領域番号 |
14370632
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
窪木 拓男 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00225195)
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研究分担者 |
滝川 正春 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20112063)
中西 徹 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (30243463)
上田 実 名古屋大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00151803)
矢谷 博文 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80174530)
高柴 正悟 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50226768)
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キーワード | 骨髄間葉系幹細胞 / bFGF / CTGF / 生体親和性材料 / βTCPフォーム |
研究概要 |
1.ラット骨髄間葉系幹細胞の採取・培養 4週齢雄性ラット大腿骨より骨髄液を採取し、細胞を分離した。この細胞を,デキサメタゾンを含むα-MEM中で培養したところ、基質の分泌が促進され、アルカリフォスファターゼ活性の上昇も認められた。これらのことからこの細胞は骨芽細胞への分化能を有する骨髄間葉系幹細胞であると推測された。 2.骨髄間葉系細胞への各種成長因子の影響 ヒト、ならびにラット骨髄間葉系幹細胞をbasic-fibroblast growth factor(b-FGF)、connective tissue growth factor(CTGF)等の成長因子を添加した培養液で培養し、その増殖促進効果を検討した。その結果、これらの成長因子によって濃度依存的に骨髄間葉系幹細胞の増殖を促進していることが確認された。また、これらの成長因子による細胞接着の促進効果についても検討したところ、細胞増殖と同様に濃度依存的に細胞の接着を促進することが確認された。 3.骨髄間葉系幹細胞と生態親和性材料の共培養 ヒト、ラット骨髄間葉系幹細胞をチタンプレート、β-TCPフォーム等の生態親和性特性のある材料と共培養し、材料への細胞接着の様子を走査型電子顕微鏡(SEM)にて確認した。その結果、チタンプレート・β-TCPフォーム両材料ともに良好な細胞接着を確認することができた。
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