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2003 年度 実績報告書

咀嚼における脳機能画像による賦活ネットワークの統合解析

研究課題

研究課題/領域番号 14370650
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

楠本 哲次  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70186394)

研究分担者 木村 公一  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (10161556)
田中 昌博  大阪歯科大学, 歯学部, 助教授 (60163573)
川添 堯彬  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (50076022)
馬場 俊輔  先端医療振興財団, 再生医療研究部, 主任研究員 (40275227)
高梨 芳彰  京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (40171459)
キーワード咀嚼 / 脳機能 / fMRI / 脳磁図
研究概要

本年度は前年度に検討を行ったタスクを用いて実際に被験者の計測を行った.
前年度の研究で咬みしめタスクの良好を確認したが,本年度は被験者を約20人計測し検討を行った.結果,前年度確認した通り,被験タスクの種類(右咬みタスクおよび左咬みタスク)を問わず大脳の賦活は左側もしくは両側に認めた.本年度は,この結果についてさらに突き詰めるため,言語優位半球を同定するためにしりとりタスクを追加した.
本研究にしりとりタスクを追加した理由は咬みしめタスクによって賦活する部位が運動性の言語中枢に接近しているため,咬みしめタスクによって賦活する部位(ここでは便宜上,随意性の咀嚼中枢とする)は言語優位半球側に伴うのではないかという仮説に基づき本実験を追加した.結果,被験者20名中20人とも左半球が言語優位半球となった.報告によると,日本人の言語優位半球が左半球である比率は約90%といわれている.また,被験者は全員利き手が右手のため,言語優位半球が右側の者が無かった原因とも考えられるので,来年度は利き手が左手の被験者を集めてさらに研究を進めていく予定である.
昨年開発したMRI装置の中で使用できる咬合力計は実用可能か実験を行っている途中に,センサー部の厚さの問題や,光ファイバーの接着部に関する問題点が浮かび上がってきたため,現在改良を行っている.厚さに関しては当初のものから,約1/3の4ミリまで削減することができ,十分実用に堪えうるものになった.接着に関しては,口腔内で使用するため,更なる改良を進めている途中であるが実用に向けての目処はついてきた.

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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