研究課題/領域番号 |
14370705
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
本川 渉 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (60084290)
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研究分担者 |
宮崎 光治 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (40050041)
久保山 博子 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (10258593)
馬場 篤子 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (50271440)
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キーワード | 再石灰化 / Nd:YAGレーザー / フッ化物 / 初期齲蝕 |
研究概要 |
目的:レーザーおよびフッ化物を用いて初期齲蝕の白斑を消失させるための再石灰化処置法を確立するために、この研究を企画した。白斑の診断に量的光誘導蛍光法(以後QLF)が応用できる事がわかったので、最終年度は、レーザーおよびフッ化物を用いて初期齲蝕の白斑を消失させるための条件を決定するために本研究を行った。また本実験にホルマリン液保存の抜去歯が使用できるかどうかも検索した。 実験材料および方法:実験グループを以下の4群(1)脱灰後レーザーを照射し、再石灰化溶液に浸漬し再石灰化を行った群(以後DLR群)(2)脱灰後レーザーを照射し、APF溶液を作用させ、再石灰化溶液に浸漬し再石灰化を行った群(以後DLFR群)(3)脱灰後、APF溶液を作用させ、再石灰化溶液に浸漬し再石灰化を行った群(以後DFR群)(4)脱灰後、APF溶液を作用させ、レーザーを照射し再石灰化溶液に浸漬し再石灰化を行った群(以後DFLR群)に分類し、実験を行った。48時間ごとに酸性フッ素リン酸塩(フローデンA):サンスターに5分間浸漬、QLF測定及び再石灰化溶液(Ph7.4 Ca3.0mM、P1.8mM、Carboxymethylcellulose1%)交換240時間まで測定。再石灰化の評価はQLFで行った。また、レーザーはNd:YAGレーザー(デニックスNdコンパクト)40mj・10PPS・50J/cm^2を表層下脱灰部へ接触照射を用いて行った。 結果:DLFR群が他の3群と比較して再石灰化を認めた。またレーザー照射とフッ化物応用の組み合わせは再石灰化に有効であると思われた。しかし、4群間における、再石灰化の有意差は認められなかった。抜去歯の保存液は、ホルマリン液保存のものはフッ素イオン、カルシウムイオン、リンイオンの取り込み量が異なる結果がでたので今回の実験には、脱イオン水で保存された新鮮抜去歯牙を用いた。
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