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2004 年度 実績報告書

看護ケア技術の科学的根拠を探究する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14370802
研究機関岡山大学

研究代表者

深井 喜代子  岡山大学, 医学部, 教授 (70104809)

研究分担者 前田 ひとみ  宮崎大学, 医学部, 助教授 (90183607)
佐伯 由香  福岡県立大学, 看護学部, 教授 (70211927)
關戸 啓子  徳島大学, 医学部, 教授 (90226647)
兵藤 好美  岡山大学, 医学部, 助教授 (90151555)
樅野 香苗  岡山大学, 医学部, 助手 (40335592)
キーワードケア技術 / エビデンス / 手洗い行動 / 清拭 / 皮膚機能 / 欠食 / 味覚による鎮痛 / 温罨法
研究概要

16年度は3年間の課題細目における追加実験を行うとともに、これまでの研究成果を論文として投稿及び投稿準備を行った。また、ケア技術の新たなエビデンス探究実験も行った。以下はその概要である。
1.清潔ケア技術に関する研究(佐伯・深井)
清拭による皮膚の浄化と皮膚機能の維持の程度について実験的に検討した。その結果、事後の保湿に留意すれば皮膚の正常な機能は保持できるとこと明らかにした(投稿中)。
2.感染看護ケア技術に関する研究(前田・深井)
前年度からの継続研究で、16年度は追加実験を行い、学生に有効な手洗い(手指消毒)行動を体得させるには教育の方法が重要であることを明らかにした(INFECTION CONTROL誌、印刷中)。
3.寝床環境(音環境)の調整に関する基礎的研究(深井)
ヒトの話声が印象や生理指標にどう影響するか、健康者で基礎的実験を行った。その結果、話の内容に係わらず大きな声は不快感や交感神経系の緊張を高めることを明らかにした(投稿準備中)。
4.食のケア技術に関する研究(關戸・深井)
欠食の心理的影響を検討し、食事摂取の有無が,やる気や精神状態の安定にも影響を及ぼしていることが示唆された(投稿中)。
5.味覚による鎮痛ケアに関する研究(深井)
健康男子に4基本味溶液の一つを口腔内に含ませ、pricking painを与えたところ、甘味と酸味に鎮痛効果があることが分かった(投稿準備中)。
6.温罨法の鎮痛効果に関する研究(深井)
温罨法の矛盾する効果を電気毛布による加温法で実験的に検討した結果、pricking painは皮膚温38℃以上まで加温されて始めて自覚的鎮痛が得られることが明らかになった(投稿準備中)。
7.痛みの評価方法に関する研究(深井・兵藤・縦野)
臨床痛の様々な評価方法の測定力を比較した結果、VASの安定性がもっとも高いことが分かった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 手洗い教育に関する研究I -基礎看護学実習における看護学生の手洗い・手指衛生行動実態から-2005

    • 著者名/発表者名
      前田ひとみ
    • 雑誌名

      INFECTION CONTROL 14巻2号

      ページ: 90-95

  • [雑誌論文] The effects of different bed sheets on bed climate and thermal response2005

    • 著者名/発表者名
      Rie Ikeda
    • 雑誌名

      Japan Journal of Nursing Science (印刷中)

  • [雑誌論文] 欠食による空腹が疲労の自覚症状に及ぼす影響2004

    • 著者名/発表者名
      關戸啓子
    • 雑誌名

      川崎医療福祉学会誌 14巻1号

      ページ: 71-80

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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