研究課題/領域番号 |
14380038
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
佐藤 昌子 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 教授 (80047232)
|
研究分担者 |
森 一彦 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 助教授 (40190988)
岡田 明 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 助教授 (30158810)
土井 正 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 助教授 (70137181)
濱 裕光 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20047377)
酒井 英樹 大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 助手 (90277830)
|
キーワード | 高齢者 / 視・聴・触覚感性情報 / 自立生活支援 / 安全色・安全標識 / ユニバーサルデザイン / 安全監視システム / 避難行動援助 / WASS(Wayfinding Active Simulation System) |
研究概要 |
高齢者の自立生活を支援するための安全性を保障するため、JISに規定されている「安全色.安全標識」に着目し、赤、橙、黄の見え方に及ぼす周辺色刺激と対比色の影響について視覚探索手法を用い検討した(佐藤)。非常時の安全確保及び避難行動援助を目的とし、視覚情報入手のための夜間照明の実態を都市基盤公園、街区基盤公園において調査し、一方電源の不要な蓄光性蛍光体を屋外表示板の基盤として利用するための蓄光シートの昼光暴露照度と残留輝度の時間変動および温度特性について検討した(土井)。若年者と高齢者における押しボタンの押し圧とストロークが操作感にどのように影響するかを検討し、ユニバーサルデザインのための生活動作特性の解析から、年代による触覚感性情報の違いを分析した(岡田)。オランダの高齢者施設における情報補償環境の実態調査ならびに管理者・介護者などへのヒアリング調査をおこない、WASS(Wayfinding Active Simulation System)を開発し、実環境とWASS環境の探索行動パフォーマンスを比較し有効性検証を行った(森)。同一素材(プラスチック)で表面仕上げが異なる材料に対して触覚と視覚による感能評価を行った結果,触覚によって引き起こされる感情は触覚情報だけではなく視覚の影響が大きく、視覚情報が触感覚に影響する要因として経験に基づく記憶が深く関わっていることを明らかにした(酒井)。生活場面の2次元動画像から3次元世界を再構成する手法を開発し、独居高齢者に対する安全監視システムの検討を行い、因子分解法とエピポーラ拘束を用いた画像からカメラの運動と物体の構造を検出する手法が有効であることを確認した(濱)。
|