研究概要 |
今年度は、13年度に授乳を開始し骨密度測定および諸調査を追跡している第1子または第2子への授乳婦約20人および14年度に新たに調査を開始した20人併せて40人を対象者とした。 1.新たな対象者には食事指導として蛋白質、ミネラル、ビタミンなどバランスのとれた食事をすることを料理の実例を示して指導した。1,2カ月後に3日間の食事調査、また、2週間ごとに食事目標の自己評価記録を記入させた。半年間隔で2回の調査を行った。 2.食事調査、超音波法による骨密度測定以外に、以下の諸測定を行った。 ・血清Bone alkaline phosphatase, Parathyroid hormone、Osteocalcine ・尿中のカルシウム、Hydroxyproline,クレアチニン、尿素窒素 今年度は特に蛋白代謝との関係から尿素窒素を測定した。 ・授乳状況および授乳中、断乳後の生活調査 3.授乳と食生活に関する論文作成し、投稿中である。 栄養素摂取状況、生活状況と骨密度回復率との関係を、出産回数、授乳期間、授乳開始時の骨密度値・身体活動度を考慮して分析したが、最終結論は来年度のデータを得て後にまとめたい。
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