研究分担者 |
小林 興 東京学芸大学, 名誉教授 (50014840)
伊藤 卓 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (50016721)
木村 捨雄 名城大学, 大学院・総合学術研究科, 教授 (90000059)
飯高 茂 学習院大学, 理学部, 教授 (20011588)
小川 正賢 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80143139)
|
研究概要 |
本研究は,21世紀に求められる科学教育の体系化をめざす3ヶ年(平成14年度〜平成16年度)の研究である。本年度は,昨年度に引き続いて以下に述べる研究会等を開催し,あるいはシンポジウム等に研究分担者・協力者を派遣し,本研究課題について考察を継続した。本年度の研究成果は,「21世紀中葉の社会・学術をイメージした科学教育のガイドライン-平成15年度中間報告書-』(全349頁)にまとめた。 (1)平成15年7月に金沢工業大学で開催された日本科学教育学会第27回年会,学会企画シンポジウムにおいて,研究分担者・研究協力者は研究発表・討議を行った。シンポジウム1は「世界をリードする21世紀の戦略的な科学・技術教育の体系化-画一・受身の教育から自立・創造の教育へ-」,シンポジウム2は「21世紀を担う高等教育の新展開」であった。 (2)平成15年9月27日,東京学芸大学にて日本科学教育会研究会(主題:科学教育の新しい教科構成と内容)が開かれた(主催者は本研究代表者)。本研究では,神戸大学客員教授のオーストラリアの科学教育研究の第一人者Peter J Fensham博士を当研究会に派遣,講演を依頼し,カリキュラム編成のあり方を討議した。また,研究協力者は,数学教育における創造性育成の具体的指導法について,発表・討議を行った。 (3)平成15年12月21-22日の2日間にわたり「科研21世紀中葉科学教育」研究会を東京で開催し,21世紀中葉の科学教育のあり方について集中的に研究発表・討議を行った。発表・討議内容はテープに収録し原稿として起こした。 (4)新しい生命科学教育のためのカリキュラム開発は国際的にも注目されているが,本研究においても,研究分担者(小林興名誉教授)によって生命科学の新しいカリキュラムの研究が進みつつある。また,米国における生命科学の新カリキュラム研究の動向をさぐるために,同教授は米国へ調査に赴いた。 (5)米国における新しい理数科教育について,本研究代表者が他の科研費研究の分担者として米国で調査した事情の一部,すなわち「研究ベースの教科書開発」等について,平成15年12月の研究会で発表・討論を行った。
|