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2004 年度 実績報告書

理科・数学教師の教材開発能力を向上させる推測型WBT学習コンテンツの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 14380060
研究機関岐阜大学

研究代表者

益子 典文  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10219321)

研究分担者 村瀬 康一郎  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
加藤 直樹  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)
川上 綾子  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50291498)
森田 裕介  長崎大学, 教育学部, 助教授 (20314891)
曽根 直人  鳴門教育大学, 情報処理センター, 助教授 (70263879)
キーワードWBT / e-Learning / 学習コンテンツ / 推測型WBTコンテンツ / 教材開発 / 教師教育 / 高等教育
研究概要

WBT (Web Based Training)の「トレーニング」という呼称が教育の場には相応しくないという指摘が海外の文献で見られたため,研究発表の一部でWBL (Web Based Learning)という呼称を用いた。
1)推測型WBT教材によって育成される教材開発能力の検討
教材という用語は,日本では多様な文脈で異なる意味で用いられるため,教師の教材開発能力が具体的にはどのような意味なのかが曖昧なままであった。そのため,本研究では素材と教材間の関係を定義した上で,教師が素材の特性を把握し,授業で利用するための様々な制約条件を考慮しながら教材化する能力として「リソース・マネジメント」という能力を,理科・数学の実践事例をもとに抽出した。
2)ブレンディド学習環境下での推測型教材の教育方法の開発
実際に働きながら学ぶ夜間遠隔大学院で推測型WBT教材を活用するため,同時的メディア・非同時的メディアを利用した教育方法を検討した。その結果,週1回の同時的メディアによる講義を重視しながら,非同時的メディアを講義と講義の間に活用する具体的教育方法(掲示板におけるスレッド・マネージメント方法)を開発した。
3)推測型WBT教材の開発と夜間遠隔大学院での実践
平成15年度までの試行を踏まえ,平成16年度には,実際に働きながら学ぶ現職教師が大学院生として在籍している,岐阜大学大学院教育学研究科において,実践を行った。実践では,同時的なメディアであるテレビ会議システムと,非同時的なLMSによる学習を援用した。その結果,受講生1名あたり100回/週の掲示板へのアクセスを達成し,聞き取り調査による満足感も高かった。現職教師のための教材としての有効性を検証できた。
4)報告書の刊行
3年間の研究の成果を取りまとめ,報告書として刊行した。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (12件)

  • [雑誌論文] 中学校理科「化学変化と原子・分子」における学習コンテンツの開発と活用2005

    • 著者名/発表者名
      栗田清史, 川上綾子
    • 雑誌名

      鳴門教育大学情報教育ジャーナル 2巻(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 個別学習型授業用コンテンツに求められる要件2005

    • 著者名/発表者名
      茨木正浩, 川上綾子
    • 雑誌名

      日本教育工学雑誌 28巻・Supp.(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 授業設計プロセスにおける教師のリソース・マネジメントに関する一考察2005

    • 著者名/発表者名
      益子典文
    • 雑誌名

      岐阜大学教育学部研究報告(教育実践研究) 19巻(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 働きながら学ぶ現職教師のための遠隔講義における学習のマネージメント-夜間遠隔大学院におけるブレンディド学習のマネージメント方略-2005

    • 著者名/発表者名
      益子典文, 松川禮子, 加藤直樹, 村瀬康一郎
    • 雑誌名

      科教研報 19巻・5号(印刷中)

  • [雑誌論文] 働きながら学ぶ現職教員のための遠隔大学院の展開(3)-AIMS-Gifuによる大学院遠隔講義における学習のマネージメント-2004

    • 著者名/発表者名
      益子典文, 松川禮子, 加藤直樹, 村瀬康一郎
    • 雑誌名

      日本教育工学会第20回全国大会講演論文集 20巻

      ページ: 473-474

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 科学教育における臨床的研究の方法-教育工学の立場から-2004

    • 著者名/発表者名
      益子典文
    • 雑誌名

      科教研報 18巻・5号

      ページ: 15-18

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 教師の実践的知識を基盤とする循環的な研究方法論2004

    • 著者名/発表者名
      益子典文
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集28 28巻

      ページ: 143-148

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 共同研究事例を基盤とする推測型WBLコースの開発(2)-現職教員を対象としたOn-Campus講義における試行と評価-2004

    • 著者名/発表者名
      川上綾子, 益子典文
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集28 28巻

      ページ: 623-624

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 中学校選択理科における相互評価方法に関する研修用ビデオ教材の開発2004

    • 著者名/発表者名
      水野敏孝, 益子典文, 川上綾子
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集28 28巻

      ページ: 595-596

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 情報教育における観点別評価のための教員研修プログラムの開発-ルーブリック開発作業による教師集団での学力観の共有-2004

    • 著者名/発表者名
      石関慶太, 井上久祥, 益子典文, 川上綾子, 西岡加名恵
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集 JETO4巻・4号

      ページ: 49-56

  • [雑誌論文] 現職教員を対象とした参加体験型WBLコンテンツの試作:コンセプトマップの理論編・実践編2004

    • 著者名/発表者名
      森田裕介, 益子典文, 川上綾子, 曽根直人
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集28 28巻

      ページ: 581-582

  • [雑誌論文] 共同研究事例を基盤とする推測型WBL コースの開発(1)-共同研究事例型教材の設計と開発-2004

    • 著者名/発表者名
      益子典文, 川上綾子
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集28 28巻

      ページ: 621-622

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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