研究分担者 |
余田 義彦 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (20191653)
村瀬 康一郎 岐阜大学, 教育学部・附属カリキュラム開発研究センター, 助教授 (80150027)
坂谷内 勝 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (70187053)
藤代 一成 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (00181347)
加藤 和彦 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (90224493)
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研究概要 |
このプロジェクトのe-Learningシステム、学習コンテンツ開発は、「統計とは何か」「統計を教える」ことを直線的に目指すのではなく,「統計で考える」「統計的なものの見方・考え方」の力を育成することを目指す。その際、探究能力・知識創造力に焦点をあて、"問いの体系化"、統計的探究プロセス(とらえる-あつめる-まとめる-よみとる-いかす)の研究成果を生かした統計的探究の能力育成の開発研究を行うことである。 1 方法知「読む統計・作る統計」のトピックス準拠型"統計的探究"学習コンテンツの開発 確かなデータに基づいて,"傾向・予測・規則性読み""関係づけ読み""モデル抽出・定式化読み""新情報生成・発見読み""知識創造・情報創造読み"の5段階の統計的探究の読み(作るも同様)のナビゲーションモデルを作り,それに基づいて,「読む統計・作る統計」の学習コンテンツを開発。「統計教育の基礎」:教科学習(社会、理科、保健体育、特別教育活動等々)で活用できる単元の目標に合致して使える学習コンテンツと、「調べ学習」:総合的学習の時間で活用できる「環境、国際理解、福祉、情報」のトピックに絞った形での学習コンテンツ。 2 "問いの体系化"による階層型統計的探究ナビゲーションe-Learningシステムの構築 これらの学習コンテンツを運用する、"問いの体系"'の階層型統計的探究ナビゲーション、システム運用・学習相談支援システムの実験的開発・構築を行い,現在試行中である。 3 統計的探究能力テストの開発:統計的探究プロセスモデルに適合した,統計的知識・技能から高次情報創造・知識創造に到る5段階の統計的探究能カテスト開発を行い,児童生徒の特質を解明した。
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