研究概要 |
本年度は、大学に依頼して、サーバ室を用意してもらい、新規購入のサーバーDell Power Edge1400SC、Windows2000 Serverを設置した。このサーバーは、入門機として、コスト的にも、機能的にも高いパフォーマンスを持っていると判断した。マルチプラットホームを視野に、代表的なOSでもあるLinuxも導入することにし、複数のOSとアプリケーションを同時に稼動するためのソフトウェアとして、VMware Workstationを導入した。さらに、研究室内LabのコンピュータをDell Dimension2300C, Optiplex GX60, Optiplex GX260へと新しくし、研究室とLab内のLanの整備も行うことができた。また、ラップトップとしては、FMV-BIBLO Loox、DynaBook Satelliteも整備した。これで、e-Learning研究の基盤整備がある程度整ったと言える。ソフトウェアとしては、Web上での数式表現のための市販ソフトの可能性を検討した。MacKinchan SoftwareのScientific Word/Notebook/Viewer, Adobe AcrobatのPDFファイル、LaTex2のHTMLファイル、IBMのTechExplorer、WalframのMathematicaなどが考えられるが、価格の面、入手し易さなどから、MathSoftのMathcadを使用することにした。 一方では、コンピュータによる数学教育の問題解決とその質の向上を考える上で、授業評価の内容の検討・考察も必須なものと考えて研究を行った。Cal.State Univ.による授業評価項目調査からわかったことは、授業評価の視点が日本、少なくとも、本学で行われているそれとは大きく異なることがわかった。Web教材の作成は、まだであるが、e-Learningのための数学教材原稿の作成は、冬頃からスタートし、着々と進んでいる。
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