研究課題/領域番号 |
14380067
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西堀 ゆり 北海道大学, 言語文化部, 教授 (70109403)
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研究分担者 |
山本 裕一 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 助手 (10240128)
岡部 成玄 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 教授 (70169134)
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キーワード | チャット / ディベート / 異文化コミュニケーション / 英語教授法 / chat'n'Debate / 協調学習 / 遠隔教育 / ギガビット・ネットワーク |
研究概要 |
平成14年度の研究実施計画に基づいて、チャット画面の整備とシステムの安定を図り、情報メディアを導入する教授法の検討を行った。それを用いた実験授業を行い、以下のような成功例を導いた。 (1)CHAT画面を用いたデイベート授業を、日本(北海道大学)、台湾(台湾師範大学)、韓国(李花女子大学)、インド(カルカッタ教員養成所)の4カ国を同時にリアルタイムで中継して行い、成果を上げた。(1月9日、10日実施) (2)ギガビット・ネットワークを利用した協調学習は、アメリカ(NTT Multimedia Communication Laboratory:スタンフォード大学アジア言語学科の日本語履修生が参加)と北海道大学を結んで、ブロードバンドとチャットを活用して行い、成果を上げた。デジタル・ノンリニア編集機を設置し、実験授業の進展に伴い、画像処理を展開した。教授法の評価方法は学生へのアンケートを用いて、学習への態度の変化等の定性評価を試みた。(1月29日実施) (3)VchatSchoolのシステムを導入し、インターネット上で10名のグループが同時にネット上で対面方式のグループ活動を行う実験を行った。12月3日にニュージーランド=北海道大学、1月29日に北海道大学=アメリカ・スタンフォード大学の間で実験が行われた。 本研究の成果は論文にまとめ、5編発表したが、これらは全て学会(うち国際学会は2件)で口頭発表を行った。国際高速回線を用いた実験授業の検討を行うため、遠隔教育プロジェクト研究会を3月7日に北海道大学において行った。この会議には、アメリカ・スタンフォード大学よりテレビ会議方式での参加があり、1月の実験結果に基づいて、ネットワーク環境、動作環境、教授法について検討を行った。また、提携先をオーストラリアに広げるため、3月11日より14日まで、メルボルン工科大学において連携授業について、調査と準備を行った。
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